鰹箱を買いにいった日。 | 〜 シゲさんの「疾風勁草」ログ 〜

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2014.6.1~ReNew!

〜Photologue〜

写真一枚からの日常ログを書き綴っていきます。

それと、、、(不定期になりますが)
東日本大震災から丸三年が過ぎた今、自身で経験したボランティア活動を一枚の写真から振り返っていきたいと思います。




Photo(GALAXY SC06D) 2014/10/20 12:30



懐かしい・・・

って、思う人も多いと思う。



これは鰹節削り器。

商品名は「鰹箱」。




ただ、コレ、自宅用ではなく、

取引先と行うゴルフコンペの景品。




日本の伝統道具の珍しい一品を・・・、

というボスからの難しいオーダーに応えた。



ご縁あって手にする方が喜んでいただけますように・・・。






さて、

この品を購入したのは銀座・三越。



こちらの贈答品売り場。

外国人が目立って多いこと。



包丁やお箸、そして湯呑み茶碗など、

欧米系の観光客が群がっていた。



店員さんも英語(単語)を駆使して、日本の文化を一生懸命発信。

その姿に感銘。

高級お箸を吟味の上買った女性に感激。





さて、

買い物をすませて地下一階へ行くと。

そにには中国人の群がり…。



七・三にカットした短髪の男性が、とても血色のいい顔つきでスマホ片手に化粧品をオーダしてる。


それに応えて、高級化粧品の箱をテーブルいっぱいに陳列する日本人店員。



なんかね・・・、

見慣れない違和感。



・・・”金はある”

的な感じ。。。



化粧品ってこんな買い方するんだっけ…。



って、なんだかなーの・・・、個人的な違和感。






その帰り、スタバでブレイク。



すると、、、

こちらでは中国人の若い女性。

お店にディスプレイされている食器類をあれよあれよと全部買い。



しかも、今、精算するから品物をしばらく預かってくれという。

確かにもって歩けやしない量。




やっぱりね、、、ここでも違和感・・・。



根こそぎ買うその姿に、

なんだかねぇ・・・、的な、違和感。






最後、その帰り道。

今度は背の高い白人ファミリーから道を聞かれた。



・・・フィッシュマーケットはどう行けばいい?

というクエスチョン。



えっ、魚屋さん?

銀座のど真ん中で・・・。



と、躊躇したらば、

地下鉄マップを開いて「築地」を指差した。



なるほどね、築地市場!



・・・しかも、歩いていくという。



片言の単語で道を教えて、、、

まてよ…と。



どうしても日本語を言いたくなった!



 ”あとは、

 ずーーーっと真っ直ぐ!


 ずーーーっとね!”



って、力強く伝えた(笑)。


OK・OK!って、笑って揚々と歩いて行った。




・・・なんだかね、、、

この日、このとき、

無性に日本語で言葉を伝えたくなった。


だって言葉って文化だから。。。






とかなんとかいいながら、


 ”歩くなら30分かかるよ!”


って、優しい英語でさらりと伝えれなかった自分を早々悔やんだ。(苦笑)






日本伝統の鰹節削り器を買いに行った日の、

異文化接触だらけの一日のお話。





あー、やっぱり英語をペラペラ話したい(笑)。



そうして来るべき2020年東京五輪を思った。




-END-