”夕焼けだんだん”の手前にて…。 | 〜 シゲさんの「疾風勁草」ログ 〜

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2014.6.1~ReNew!

〜Photologue〜

写真一枚からの日常ログを書き綴っていきます。

それと、、、(不定期になりますが)
東日本大震災から丸三年が過ぎた今、自身で経験したボランティア活動を一枚の写真から振り返っていきたいと思います。



Photo 2014/06/27 20:23



# まぁ、たまにはいいでしょ・・・(苦笑)


ここは日暮里、谷中銀座。
「夕焼けだんだん」坂の手前の酒屋さん。


先週末、約2年ぶりに立ち寄った。。。





この日仕事で、、、
長~いプレゼンを行い、
そして、少しだけ重~い課題をいただいた。



・・・決して、、、

乗り越えられない壁じゃない。
だから落ち込む必要も無い。



けれども、、、
簡単に前に進めぬ現実に徒労感を覚え。。。



それで帰りの途中、ふと思い出した。



「夕焼けだんだん」を歩いてから帰ろうと。



だって、あそこは行き交う人皆、楽しそうだから。


なかには哀しそうに歩いている人もいるけれども、それでも、”だんだん”っていうリズムで坂を上り下りする。


そう、あの坂を上って下れば、
今日無事に終えたという心の区切りがつくような。。。

・・・なにかそんな坂。





その坂の手前、一件の酒屋がある。

二年前、同じ職場に仙台出身の同僚がいて、一緒にこの坂に来た。

震災を思い、お互い故郷を後にしていることを背負い、ここでワンカップを買って坂に腰掛けて飲んだ。

そのことをふと思い出し、お店の中に顔を出してみると、その時と同じおばちゃんが居た。

その時と同じ東北の銘酒『会津ほまれ』がキンキンに冷えていた。



一杯飲って帰ろう・・・。



おばちゃんが段ボールを座布団代わりに席を作ってくれる。

行き交う人の声。
自分の目線は人の腰から下だ。

そこで交差する人の足元を見ていると、
過ぎ去っては新しくなる時間の無常さを感じる。


そのうち、隣に一人来た。
どうやら近所に住む常連さんのよう。。。
おばちゃんと交わすねぎらいの会話が心地よく、すぐに打ち解けて世間話に花が咲いた。


皆がんばっている。
それぞれ問題を抱えて生きている。



また今度、、、
次は、この日の仕事の成功という区切りを持って、また座りに来ようと思った。



こうして働き詰めの一週間が、”だんだん”って感じで元気に終われた。



ここで交わせた人情に、またがんばろうっていう気になった。。。


そんな週末を思い出すスナップ1枚。







あと、もうどうでもいいことだけど、、、

すっかり忘れていたことがあった。



当初の目的。。。

”夕焼けだんだん”を歩いてなかった・・・(苦笑)。




# また今度(^^)。




-END-