言葉では表せないこと。
言葉では伝えられないこと。
一言では言えないこと。
一言では言い切れないこと。
臆病とは何かということ。
強さとは何かということ。
馴れ合いとはなんたること。
孤独とはなぜあること。
託すとはいかなること。
託されるとはどれほどのこと。
思いが繋がるということ。
思いを果たすということ。
そして、
誰かの思いの元に生きるということ。
誰かの思いの元で生きている人がいるということ。
今の自分を慈しみ、
今の自分の成り立ちを尊ぶということ。
そうして、
人は永遠の営みの中に繋がって生かされている、
生きているんだ、ということ。
* * *
『永遠の0』を観ました。
言葉では表せない思いで一杯です。
僕の田舎で、、、
戦争で亡くなった兄のお嫁さんと、その弟が結婚している家があった。
そんな話は、祖父母の回りや、親戚を辿れば、どこか誰かの家庭では少なからずあったように思う。
それは(今思えば)、
それぞれに、それぞれの事情の物語の果てに、そのような選択をする必然があったのだろう。
戦争という行為その果てに・・・、
そういう物語や事情が個々できたのであろう。
そう、きっと日本国中、この映画のような物語が沢山あったのだと思う。。。
そしてこの映画は、
単に、戦争の悲惨さや理不尽さを伝えているのではなく…、
むしろ、残されたものの、今、繋がって生きているものの、
その未来を大事にしよう・・・
というメッセージだと思う。
そんな今を大事にせよ!
そう伝えてくれました。
それと、、、
弱さの発言は、決してそう聞こえるだけの臆病なことではないということ。
用意周到な判断を持ってすると、それは確たる強さの裏返しであるということ。
そんなことも教えてもらいました。
* * *
とてもとてもいい映画でした。。。
僕の前の席で体育会系の男子高校生たちが、バケツのような大きなカップに山盛りのキャラメル・ポップコーンを手にして終始じっと観ていて…。
・・・エンドロールの時、
その男子高校生たちの手元を見たら、そのほとんどが減らずじまいだった。。。
それがなんだか、、、
この映画の感想を共有できた気がして、
とてもうれしかった。。。
そして、
『永遠』という言葉。
零戦の戦いから生き延び、命を繋げてきた祖先。
誰かのために、
自分のために、
そして、
今私たちが居る未来のために、
・・・いろんな思いをこらえて生きてきてくれたことに、
感謝です。
今もたらしてくれている平和に・・・・・、とても感謝です。
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