”槿花一朝の夢”・・・ | 〜 シゲさんの「疾風勁草」ログ 〜

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2014.6.1~ReNew!

〜Photologue〜

写真一枚からの日常ログを書き綴っていきます。

それと、、、(不定期になりますが)
東日本大震災から丸三年が過ぎた今、自身で経験したボランティア活動を一枚の写真から振り返っていきたいと思います。


夏の花、「むくげ」。







朝に花開き、夕方にしぼむ一日花。







ひと花は短命ではかないものですが、



「むくげ」の木全体は、そんなひと花で花いっぱいです。





   *   *   *




--- 『槿花一朝の夢』

   (きんかいっちょうのゆめ)---



『槿花(きんか)』とは「むくげ」のこと。



この言葉。


「むくげ」の一日花にちなんで、”はかない栄華”を意味します。



人間は、、、



失敗を学んで「一朝の夢」を回避する努力ができますが、




「むくげ」の花は、まさに「一朝の夢」だけが一生の生き様。

致し方無しか。。。







「むくげ」にとって、夏の暑い日中に花を咲かせるのはとても大変なこと。



なのに、なぜ…?


「むくげ」の花は日中に咲くのか…。





答えは、、、



 日中活動する虫たちに花粉を運んでもらうため。






自分の種を残すため、一日だけ日中に咲く。




これは逆に人間には真似出来ない尊さがあります。








   *   *   *






前回の記事でも書いたアサガオのこと。。。



アサガオも朝に咲いて、夕方にしぼむ。



でも、、、実はこれは、、、


 夜に咲き始めて、


 朝に花開くのだと。





そう。

孤独で静かな「暗闇」があってはじめて、

アサガオの花は美しく開くのだと・・・。




これ、ずっと前に教えてもらったこと。



この言葉のおかげで、、、


これまで随所、乗り越えて来れました。。。








槿花の一朝の夢を、


ただ”はかない栄華”とは思えず…。



#かくありたいとも思う。。。




…とある夏の暑い日。



「一日花」のはかなさと強さに敬意を表して。






-END-