一年と10ヶ月が過ぎて… | 〜 シゲさんの「疾風勁草」ログ 〜

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2014.6.1~ReNew!

〜Photologue〜

写真一枚からの日常ログを書き綴っていきます。

それと、、、(不定期になりますが)
東日本大震災から丸三年が過ぎた今、自身で経験したボランティア活動を一枚の写真から振り返っていきたいと思います。


~ シゲさんの「疾風勁草」ログ ~

こちらは南三陸町の写真です。


これは・・・、


一年前の写真ではありません。


昨日の写真なのです。



私のボランティア仲間である”良さん”が、昨日活動した後の写真ということで送ってくれました。


家屋の基礎部分を掘り上げたところでこれらの瓦礫が溢れ出したということです。



まだまだ人の手が必要です。



   *   *   *



ここ、南三陸町にはおととしの10月に一度行ってまいりました。


バスで山あいの道路から旧志津川町にはいったところで、山裾の木々が枯れていたことに驚きました。


これが当時の写真です。


~ シゲさんの「疾風勁草」ログ ~

そして、以前はそこからは海が見えなかった町でしたが、遠く2キロくらい先に海がはっきりと見えました。


それだけ、建物も家屋も無くなったということです。


~ シゲさんの「疾風勁草」ログ ~


また、左脇のJRの線路がえぐれていて、津波の恐ろしさを目の当たりにしました。


~ シゲさんの「疾風勁草」ログ ~


 ”はえぐっ!、はえぐっ!、にげれ、にげれ!”


志津川中学校の校庭から撮影された、まさに津波が迫るニュース映像が目に思い浮かびます。


未だ忘れられない映像です。。。


~ シゲさんの「疾風勁草」ログ ~


そして、この防災庁舎から住民に避難を呼びかけ続け、自らも命を落とした遠藤未希さんのこと。。。


未希さんの呼びかけは30分間で計62回だったと。



うち18回は課長補佐の三浦さん(確か未だご不明だと思います)と一緒に行っていたとお聞きました。



まさに命懸けの行動に胸が締め付けられます。



そう、


忘れてはいけない尊い命の数々です。




   *   *   *




被災地に住む方と、被災地から離れている人とは、この1年10ケ月への思いはそれぞれに異なると思います。


もう…なのか、まだ…なのか。。。


そして、昨日の月命日。。。


被災地に住む方々は、あの震災・津波が昨日のことのように未だ忘れることはできないと思います。



そして、被災地から離れた私たちは、、、


被災地を思い、伝え、そして、復興につながる水産物や農産物を購入して、その応援を続けて行ければと思います。



そう、出来る人が、出来るコトを、出来る範囲で。




   *   *   *




東日本大震災からあと2ケ月で丸2年になります。



今、復興へのもどかしさも多々ありますが、、、


震災で失った沢山のものに、今、もう一度目を向けて偲びたい。



そして、未来に活かして行きたい、活かしてもらいたい。


切にそう思います。。。



そう、


未希さんの字のごとく、未来への希望につなげて行かねばと思います。


-END-