今日の関東地方は雨。
しかも冷たい風と一緒の雨です。
先週の桜一色のなか、上ばかり見上げているうち、、、
足元にはチューリップがいつの間にか咲いていました。
このチューリップ、昨年は土中から堀上げもせず、そのまま埋めていたもの。。。
手入れをせずとも花を咲かせてくれました。
”今年は忘れないように…”
と、言われているような気がします(苦笑)。
今年はきちんと手間をかけたいと思います。
* * *
今日の午前中は先週見れなかった「平清盛」を見ました。
確か副題は「家盛決起」だったかと思います。
家盛は清盛の母違いの弟。現母の実子になります。
清盛の父忠盛は、今はまだ平家の嫡男を正式にどちらにすると決めていません。
ドラマのストーリーは飛ばしますが、
--- ”誰がために事を成すのか?”
--- ”何の為にそれを目指すのか?”
を考えさせられるテーマでした。
* * *
そう、弟の家盛は、、、
母の喜ぶ顔を見たくて嫡男を目指します。
後妻である実母の、耐えて我慢をしているように見える今の様子と、これまでの過去を振り返り、母のために兄を追い越そうとします。
そして平の一門の嫡男にふさわしいのは自分であると父に直言し、皆の前で指名を望みます。
この時の清盛が家盛に発したセリフ。
”一門のための嫡男ではないぞ”
”世の為の嫡男ぞ”
のようなセリフを吐きます。
後日…
家盛は、清盛嫌いの公家の策略にのせられて家督争いを起こす言明をした自分に後悔し、次回の不幸を迎えるわけですが。。。
* * *
”誰のために、
また、何のために、
今、目の前の事を成すのか…”
--- 家盛は、母の為に。
--- 清盛は、世の為に。
さらに、清盛は、
目指す世を実現する、自分の為にも事を成そうとしているのではないでしょうか。
家盛の気持ちは痛いほどわかります。
でも、それは、本当の強さにも、覚悟にも、決意にもならず、
はかない優しさ以外何ものにもなりません。。。
さて、私たちの毎日の仕事でも同じことが言えると思います。
自分は今、誰のために仕事をしているか。。。
そう、上司のためでも、会社のためでもない。
では、世のため、人のためなのか。。。
こちらも難しいテーマです。
賛否両論はあると思いますが、、、
私は、自分のため、自分の可能性のため、自己実現のためであってよいのではないかと考えます。
その結果、周り回って、世の中へ、あるいは、会社への貢献が成されると思います。
* * *
清盛と家盛のこの出来事は、ついつい子を持つ親としての目線でも見てしまい、切なくも、痛ましくもありました。
事を成すには強い信念が必要であるということ、甘えは効かないということを感じ取った回でした。
-END-