気仙沼の市場から | 〜 シゲさんの「疾風勁草」ログ 〜

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2014.6.1~ReNew!

〜Photologue〜

写真一枚からの日常ログを書き綴っていきます。

それと、、、(不定期になりますが)
東日本大震災から丸三年が過ぎた今、自身で経験したボランティア活動を一枚の写真から振り返っていきたいと思います。

マグロ、フカヒレ。。。


気仙沼の漁港・市場の賑わいを願う立場として、その様子をご紹介したいと思います。



昨年9月、「モドリカツオ漁」の頃に訪問してから半年立ちました。


漁港はマグロで賑わっておりましたが、市場の建物はまだ復興途中。

内陸側から建物が復旧してきていますが、海側の市場部分はまだ津波の爪痕が残ったままです。

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地盤沈下のため、満潮時は海水に浸かってしまいます。

写真のように巨大な土嚢袋で内陸に入る海水を防御。
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建物は未だ潰れたままです。。。

(漁港以外の状況はまた別記事で書きたいと思います)


これは漁協が新たに作った冷凍庫。

魚と漁業関係者にとってはこれが大事だそうです。
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マグロで賑わっていた市場内の様子です。

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今は、カジキマグロとバチマグロが水揚げされていました。
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丸々としたカジキマグロ。

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コロコロとしたバチマグロ。

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まばゆいほど、シルバーに輝いていました。
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マグロのカマ。

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マグロは捨てるところが無いとお聞きしました。


だから、こちらではマグロを「海の豚」と呼ぶそうです。


部位全て食べれるだけでなく、料理においても、肉よりマグロがメインなんだそうです。

ステーキもマグロ、カレーの肉もマグロがおいしいと。



こちらはお魚市場で販売されてたカジキマグロ。

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右にあるのが、カジキマグロの骨周辺の肉。こちらでは「ハーモニカ」と言うそうです。

これを焼いて食べると最高なのだそうです。


左側は鍋用のぶつ切り。


どちらも地元以外のスーパーではなかなか並ばないらしく、荒々しい肉感です。


気仙沼で合流した秋田と山形から来たメンバーは、日本海側とは違う魚に感激し、箱で沢山買ってくれました。感謝。



こちらは、サメ。

ヨシキリザメという種類だそうです。

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ヒレが気仙沼特産のフカヒレになります。

肉はすり身でかまぼこになるそう。

このサメは、頭だけは使えないらしく、海上で捨ててくるのだそうです。



ということで、家と会社メンバーへのお土産は「ふかひれ濃縮スープ」。

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それと、「気仙沼チャウダー」も。

こちらはパスタソースにしても美味しいそうです。



   *   *   *


漁業の完全復活とまでは言えなくても、気仙沼は漁業の町ゆえ市場の賑わいが欠かせないと思います。


こうして気仙沼の漁業・市場が一歩づつ前に進み、冷凍倉庫業、加工練り物業などの復興へと進んでくれればと願います。



やっぱり、今自分にできることは、、、


 ”食べて”、”買って”、”紹介して(伝えて)”、


ということぐらいしか出来ませんが、こうした応援はこれからも続けて行きたいと思います。



-END-