気仙沼記のその2になります。
車で先に進むと、突然目の前に大型船が。。。
道路をふさぐように横たわっています。
私の乗ったタクシー(右に駐車)が、ミニカーのように見えます。
この大型船が、津波に運ばれて回遊し、家や工場、電柱に車をなぎ倒したわけです。
この船こそ本意でなかったと思います。本当に悔しかったと思います。
今朝の日経新聞に掲載されていましたが、釜石でも同じ状態の船があるようで、その船は撤去が決まったと。
気仙沼のこの船の撤去予定は未定と、タクシーの運転手さんが言っておりました。
ここは海岸から1キロ強の場所。まずは道をつくることが先かと思いますが、早い撤去が叶えばと切に思います。
一方、市場ですが、戻りカツオ漁の船で賑わっておりました。(鹿児島、宮崎、高知の船が多い)
地盤沈下した市場の一部と、その周辺道路を先に復旧させて漁の再開をしています。
市場付近の販売所には多くの人が訪れていて、揚がったばかりのカツオ、さんまを買っていました。
あと、気仙沼駅売店でお土産に地酒ワンカップを購入。
「別格」。
名前に根性がありますね。
名前に負けない、ぐっとくる美味さでした。
復興の作業や順序はその土地土地で異なるものだとあらためてわかりました。
ここ気仙沼は漁の復活で賑わいを取り戻すことが町のシンボルとして最優先なのだと思います。
道路、地盤、排水などインフラの回復は大規模な取り組みで、先は長いことかもしれませんが、今後、機会があればこの気仙沼にもボランティアのお手伝いでお役に立てることがあると思いますので、再訪できればと考えています。
拝