4月24日の禅林寺の風と空 | 太宰ファンの皆様へ。

4月24日の禅林寺の風と空

今日は、太宰治のご長女、園子さんのご葬儀。

ご家族葬とのことでしたので、せめてお別れに・・・・と、まだお墓にいらっしゃるわけではありませんが、禅林寺へ行ってきました。

 

お墓で、太宰さん、美知子さん、直接、面識はありませんでしたが、佑子さんへご挨拶。

いつもどなたかが御参りしていらっしゃるのでお花がたえることはありません。

今日もきれいなお花と、まだ新しいと思える火の消されたお線香。

お掃除をしてお花を足して・・・

ふっと風がそよぎました。とても爽やかな・・・・

帰り際に、お寺の門の手前にある大きな木も風にそよがれて、枯れた葉っぱがはらはらと舞いました。 

故人を送る木魚のひびきが、心地よいリズムを刻んで、音楽が好きだった園子さんが、生前私に下さったお言葉が重なって、涙が出ました。

 

「原様には、これからも太宰文学に真摯な態度で取り組まれ、朗読を通して、多くの方々に、太宰治の人と文学が正しく、深く理解されますよう、ますますのご活躍をお祈りしております。」 「はい、そのように努めてまいります。見守ってください。」

 

園子さん、さようなら。また禅林寺にくればいつでもお会いできます。安らかにお眠りください。  合掌。