おはようございます。
大雨から一転、今朝の宮城は晴れています。
天気予報によると最高気温は28度となっていますが、湿度でもっと暑く感じられそう。
さて、今日のお題は「三大疾病」。
現代において「三大疾病」とは、がん、心疾患、脳血管疾患ということになりますが、今から2000年以上前の中国ではどうだったのでしょうか?
子曰、古者民有三疾。今也或是之亡也。古之狂也肆、今之狂也蕩。古之矜也廉、今之矜也忿戾。古之愚也直、今之愚也詐而已矣。
ーー『論語』陽貨第十七
孔子先生はいわれた。
昔の人には、「三疾」というものがあった。
それは、「狂」、「矜」、「愚」の三つなんだが、それらさえも今では落ちぶれてしてしまった。
「狂(きょう)」とは理想が高過ぎることで、昔の「狂」は大胆で細かいところにはこだわらない剛気さがあったのだったが、今の狂はやりたい放題で節操がない。
「矜(きょう)」とは自分が信じる道に誇りを持ってこだわることで、昔の「矜」は人をよせつけないほどの実直さがあったのだが、今の「矜」は単なる駄々っ子の頑固である。
「愚(ぐ)」は”おろかさ”のことだが、昔の「愚」はばか正直、つまり愚直さであって、ある意味のほめ言葉だったのが、今の「愚」は見た目を良くして中身がないのにメッキしてしまうようなずるさがあるのだ。
なんだか身につまされるような内容ですね。
今も昔も、どんな生き方にも真の美学が必要ということなのかもしれません。
7月も下旬まできました。
今日はちょっとゆったりペースでいきましょう