おはようございます。
女子兵法部、部長の本橋です。
突然ですが、読書はお好きですか?
今はなんでもスマホの時代。
ググればお手軽に情報が手に入り、電子書籍で漫画本はじめ、たいていの本は読めてしまいます。
でも私は、やっぱり紙版の本が好き。
一番好きなのは、紙の匂いだから。
そしてページをめくるたびに指を通して伝わってくる紙の厚みやインクの質感など、立体的にやってくる情報との出会いが好きなのだと思います。
触覚や嗅覚までも楽しめるのは、紙版ならではです。
そんな先日、近所の書店を通りがかった時に目に止まったのがこちらの本。
立ち読みでパラパラ〜っと読ませていただきました。
なぜ朝がいいのか。
中国哲学的には、こんな解釈ができると思います。
吾是以知無為之有益。
不言之教、無益之益、天下希及之。
ーー『老子』第四十三章
私はこれまでの学びから、無為が有益であることを知った。
「不言」の教えと「無為」の益。
この世にこれらに勝るものはほとんどないと言っていい。
この意味って、朝じゃないとピンと来ないんです。
朝は、まだ通勤の雑踏とか日々の雑事とか仕事上の面倒ごとなどが起きる前なので、粗雑な気が体内を満たしていません。
また自分のエゴの声や他者の想念など、騒がしい雑音も聞こえてきていません。
あれやこれやの脳内一人芝居の独り言がない静な状態=不言
自分の中の最も「清らかで新鮮な気」に従って生きること=無為
というふうに解釈すると、こんなに素敵な状態って朝以外にないですよね。
そんな時間の中で過ごしたら、自然と気持ちは調整され、すっきりとした頭で文章を書いたり、身軽な体でサクサクと動けちゃったりできるのもうなずけます。
そして、そんな時間を今日もご一緒できることを、嬉しく感じています