おはようございます。
月曜日ですねえ。
今日は午前中は外来。午後は地域の精神保健相談に出かけるので、少しネジをまいていく感じですな。
今日の外来は新患の方をみるのですが、初見で診断名をつけるというのは至難の技です。
そもそも人の心はそれぞれだからです。
もちろん、悩むポイントというのは似たり寄ったりだったりするのですが、医者が自分の判断で一つの診断名に押し込むことにいささか乱暴さを感じずにはいられません。
また、同じ人を診察したとしても、医者が変われば診立てが変わることもざら。
それは、みる側も色々だからです。
診断基準や治療の指針というのはありますが、あくまでも逸脱しすぎないためのもの。
どういう診断をして、どう治療していくのか、最終的には医者が一方的に決めるのではなく、患者さんとの話し合いによって決まっていくのはそういう理由があるのです。
医者との相性というのもありますしね。
人心不同如面
ーー『左伝』襄公三十一年
人の顔が一人ひとり違うように、人の心もそれぞれ違う
あれ、もしかしたらブログで左伝をとり上げるのははじめてかも。
左伝は、四書五経の一つである『中庸』の解説書です。
さてさて、今日は月曜日。
エイっと出勤してきます。
みなさまにも佳きことがたくさんやってくる6月最後の1週間でありますように