おはようございます。

 

いい朝です。

 

朝っていいですよね。

全てが新しいから。

 

その新しさをもって、もう一度心の世界を見渡してみると違った景色が見えるということってありませんか?

 

 

山径之蹊、間介然用之、而成路、為間不用、則茅塞之矣、今茅塞子之心矣

ーー『孟子』尽心篇下

 

孟子先生は言いました。

 

山の小径というものはね、まあ獣道という言い方もあるけれど、道として使っているうちに道になったのだよ。

しばらく使わないとすぐに雑草なんかが生えてくる。

厄介なのは茅(かや)だね。

あっという間に生えてきて、道をふさがれてしまう。

 

心というのも同じではないかな。

あなたの心にも本筋や王道というものが本来あったはずなんだ。

それが欲やら思い込みや余計な心配などでおおわれてしまって、道が見えなくなってしまっただけだよ。

さあ、もう一度「心の茅(かや)」を取り払ってごらん。

 

 

 

元気がなく、落ち込んだりすることを「心が塞(ふさ)ぐ」と言いますが、それはまさにこういう状況なのでしょう。

 

心の道を塞(ふさ)いでいる感情や思い、観念に気づいて、それらがない状態に思いをめぐらせればいいだけのことなのかもしれませんね。