おはようございます。

 

 

この数日は移動が多くて、ややお疲れ気味の月曜日です。

 

そんな時は『荘子』。

気分に合わせて書を選び、読み進めるうちにふっと心を動かす一文が浮かび上がる。

それを自分への処方箋とできるのが中国古典の最大の魅力だと思います。

 

 

凡人心險於山川,難於知天

 

『荘子』列禦寇 第三十二

 

人の心は山川のように険しい。つまりね、険しい山々を登るように、そこへ到達するのは至難の技だということだよ。

その難しさは「大宇宙とは何か」を知るレベルとも言えるんじゃないかな。

 

 

故・中井久夫先生が、「精神分裂病(統合失調症)の治療は、山岳救助みたいなものだ」とおっしゃっていますが、まさにこのことを表していると感じます。

 

人はそれでも山を登ります。

天に少しでも近づきたい本能がそうさせるのか、急峻な頂を目指してただただ歩みを進める。

 

 

そして山の天気は瞬時に変わります。

 

心も同じ。

 

天気を変えることはできないけれども、風向きや微妙な湿度の変化を頬で感じることはできる。

 

それが心というものの本質なのではないかと思います。