おはようございます。

 

女子兵法部、部長の本橋です。

 

 

今日は『荘子』が読みたくなりました。

 

どの箇所もとても面白く、また奥が深く、私の浅はかな学問では皆様にその真髄をお伝えしきれない歯痒さも感じました。

 

 

そんな中、ふとある唐詩を思い出しました。

 

 

 

終南別業 

王緯

 

中歳頗好道 晩家南山陲

興来毎独往 勝事空自知

行到水窮処 坐看雲起時

偶然値林叟 談笑無還期

 

 

大好きな王緯(おうい)の詩。

 

表現が豊かで、まるで山水画の中に自分がいるかのような気分になります。

 

 

 

原文を音読していると、「知 zhi」「時shi」「期qi」というふうに韻を踏んでいることから自然と催眠状態に入り、

クライマックスの「行到水窮処 坐看雲起時(行きて水の窮まる処に到り 坐して雲の起こる時を看る)」のところは、水音やさざめく鳥の声まで聞こえてきそうです。

 

 

今日は宮城の人々にとっても忘れがたい一日。

この12年間、本当に色々なことが起こりました。

 

 

そしてこの3年もの間、世界を震撼させた流行り病も、そろそろ「水窮処」に近いところまで来た感があります。

 

皆さんと「そこ」まで歩いて行ったら、のびのびとした雄大な景色を眺めながら、一緒に「坐看雲起時」の境地を味わいたいと思います。