おはようございます。

 

女子兵法部、部長の本橋です。

 

 

今朝は、『菜根譚』から。

 

悔既往之失、不如防将来之非。

 

 

過去の失敗をクヨクヨと悩むくらいなら、未来の過ちを防ぐ方がずっといい。

 

 

翻訳するとこうなります↑


 

ここで、診察室でのやりとりが目に浮かびます。

 

「でも先生、過去の失敗のこともずっと考えてしまうけど、将来のこともずっと心配です。これも頭から離れなくて」。

 

 

多分、これまでの出来事が頭で自動再生されてしんどい上に、「将来もミスしないように準備しろ」と言われたら、これからの不安もいっぱいで身動きが取れない人にとっては救いのない言葉になってしまいます。

 

中国古典を日本語に翻訳するときにいつも感じるのですが、直訳するだけだと単なる愛のない「説教」になってしまう懸念があんぐりガーン



 

そこで一度自分ごとに落とし込んで、未来の自分から現在の自分に語りかけるように訳して見ると、自然な仕上がりになるのかな、と思って。

 

 

自分ごととして翻訳したものがこちら⇩

 

あの時あんな失敗するなんて、もう恥ずかしくって穴から出られないくらいだったよね。それなのに、またこ〜んなミスもしたりしてさ。でも、あれだけたくさんやらかせるのも才能かなって妙に自信ついたよなぁ。ある意味、失敗も蓄積するとモニュメントだし。名付けて、「怖いものなしの塔」。ああ、芸術は爆発だ〜💥



未来の自分、テンション高いな(^_^;)…