おはようございます
女子兵法部、部長の本橋です
今朝起きたら、ピアスが見つからない。
やっとこ片方だけ見つけたのですが、もう片方見つからず。
心を残したままの出勤と相成りました。
こんな時、孫子ならどんな言葉かけしてくれるかな、なんて考えております。
さて、今日は『戦国策』秦策より。
行百里者半於九十
百里を行くものは、九十を半ばとす
この後の文に、この先難が待ち構えているかもしれないから、と続きます。
一般的な解説書では、百里行くのは大変な作業だし、このあと難が待ち構えているかもしれないから九十里来たところでも気を抜かずに再度体勢を締め直しなさい、的な教えになってます。
けど、私の受け取り方は違います。
上海のクラスでも教えてましたが、これが
漸近線(ぜんきんせん)問題。
つまり、百を目指すとき、目指すエネルギーが強すぎて「永遠なる目標」になり、いつになっても到達できないことがあります。
限りなく近づけるけど、到達できないので、「漸近線」と呼んでます。
ではどうしたらよいのか。
目標を敢えてもっと上に設定します。
例えば、県大会で優勝したければ、敢えて目標を日本一にする感覚。
ですので、戦国策のこの文も、
「百里目指すなら、目標の半分を九十里、トータル百八十里にすると百里は楽だよ」というふうに解きます。
だってね、九十里も頑張って歩いてきたのに、ここでまた気を引き締めろ、みたいに言われたら気分萎えますもん。
やっぱり兵法的に生きるってステキです