皆様、おそようございますウシシ

そして、立春おめでとうございます!富士山

 

古代中国では、春からが1年の始まりであり、立春が正月。

今日が本当の正月ということで、早速「寝正月」を満喫しておりましたzzzふとん1ガーン

 

 

さて、今日は渋めに『老子』。

 

道生之、徳畜之。

 

 

<書き下し文>

道、之を生み、徳、之を畜(たくわ)う。

 

<超訳>

「道(タオ)」とは、生じる作用である。「徳」とは蓄える作用である。

 

 

陰陽思想では、陽が一で、陰が二です。

一で生じた後は二で蓄える。

一の「道」が能動で、二の「徳」が受動。

 

中国哲学の基本です。

 

 

よく、自分の手柄を誇らず黙々となすべきことに励むことを「陰徳を積む」と言いますが、

このあたりから派生して来ているものと思われます。

 

現行で「徳」というと、「人として正しいことや尊い行い」のような意味で使われますが、これは後世になってからのこと。

 

漢字の神様|白川静博士の説によれば、「目の呪力を強めるために眉に飾りをつけ、その強い呪力のある目で巡察をすること」(白川静『常用字解』)が由来のようです。

 

 

白川先生の常用字解って、一度開くとずっと読み耽ってしまいますラブ

今当たり前のように使っている漢字の意味も、元々どのようにしてその漢字が生まれたのかを知ることで、いつも新しい自分でいられる気がします。

 

「畜」についても調べてみました。

 

畜は、玄と田によって構成されていますが、玄は「糸束をねじった形」、田は「染汁をいれた鍋の形」なのだそう。染料の入った鍋の中に長い間糸たばを漬けて染色することを「畜」といっていたのが語源だそうです。そこから「つみかさねる、とどめる、たくわえる」という意味になったようです。

 

 

新しい春の息吹を感じる1日をお過ごしくださいブーケ2クローバー​​​​​​​