おはようございますキラキラ

 

女子兵法部、部長の本橋ですグラサン

 

 

今日は節分ですね。

冬至と春分の間ということで、節分なんだそうです。

日本でも春夏秋冬という言い方をしますが、春から一年が始まることを暗黙に理解しているのだと思います。

 

興味深いのは、日本だと4月から新年度ということになりますが、これは日本の場合、桜が春の象徴だからではないか?と個人的には思っています。

古代中国では節分の翌日「立春」から1年が始まりますが、まさに春から一年が始まるわけですよね。

 

色々な新年があるのは面白いし、その度に新鮮な気持ちになれるはとても良いことだと思いますニコ

 

 

 

さて、今日は王陽明。

 

王陽明(おう ようめい)は、中国・明の時代の儒学者です。

西暦では1400年後半から1500年前半に生きた偉人です。

 

王陽明も実は兵法とも縁の深い人です。

当時、国内各地で勃発していた内乱の鎮圧に苦慮していた朝廷。陽明の兵学の才を見抜いた兵部尚書(今でいう防衛大臣)から任を受け、義勇軍を率いてこれを見事に制圧しています。

 

 

 

王陽明の文体はシンプルで力強く、自己修養と洞察を通じて到達した深い人間愛が随所から感じられ、読んでいるだけで心を打たれます。

 

「文は人なり」とは言いますが、私自身もかくありたい、と思います。

 

 

 

 

前置きが長くなりましたが、今日取り上げるのは、

 

「心即理」

 

です。

 

つまり、もしも日々心と向き合い、性(理性・穏やかなこころ)と情(感情が動いているさま、欲望、欲求)が調和しているならば、心に浮かんだことがすなわち理(ものの道理)であるから、自らの心に従って行動しなさい。

 

ということです。

 

 

 

精神科外来でも、行動できないことが悩みの方がおいでになります。

 

観察してみると、

「みんなと同じ」、「普通であるべき」同調圧力を外側から感じつつ、内側では「本当の自分はこんなもんじゃない」とかSNSなどで他者の”リア充”ぶりをみるにつけ、「自分もこんなふうに羽ばたきたい!」と憧れや妬みの入り混じった感情を熟成していき、両者の間で身動きが取れなくなっているのが本体のようです。

 

 

 

こちらの朝練では毎朝東の空模様を撮影してアップしていますが、心ってまさに空だと思います。

 

空というキャンバスに、青空という背景があり、時々刻々その色や光は移ろっていきます。

そこに雲が浮かんでいたり、時には風に流されて猛スピードで動いていったり。

 

夜になれば星が瞬き、月やそこにかかる雲が空にまた違った風情を添えていきます。

 

それこそ、まさに心の動きと一緒だと思います。

 

 

 

いつも真っ青な空というのを求める必要もないし、星も月も雲のない漆黒の闇空ばかりで絶望することもない。

それが空であり、心だと思います。

 

スマホのカメラで空をフレーミングして、そこに見えたものをそのままに感じて、その通りに動いてみる。

 

そこに失敗も成功もないと私は思います。

 

 

思い思いに空を縁取るアートな1日をお過ごしくださいアート