こんにちは

 

芳香心理学™インストラクター 6elements 代表
本橋 京子です。

さて、「インナーチャイルドついに癒される」の後編です。

前編はこちら➡「インナーチャイルドついに癒される」前編

 

 

 

 

 

マズローの「欲求五段階説」というのがあるけれど、留学生として北京で大半を過ごしていた30代は、14歳の頃から憧れていた大陸・中国での学びをお腹いっぱいに体験できた反面、第3段階の社会的欲求が満たされていなかったのだと思います。

 

※マズローの「欲求五段階説」ってこちら↓

そうそう、一時帰国の際、大学の恩師を訪ねていったら、「君は生涯学習児だなあ」と言われたのを思い出します。

 

恩師の口から、学習人じゃなくて学習児という言葉がでてきたのは、当時私の社会的な未熟さが露呈していたからだったんだろうなあ。

 

 

 

北京での留学を終えてマレーシアのペナン島に移ってからの30代最後の2年間も、当地の生活や風習、華僑という大家族の中で 自分自身のバランスポイントを探せないまま、そして今まで自分が学んできたものを活かせていないという不完全燃焼感満載のまま40歳の誕生日を迎えたのでした。

 

 

第3段階の社会的欲求も満たされないまま、今度は第4段階の周囲に認められたいという承認欲求も出て来た40歳の私。

 

もう内圧の高まりに耐えられなくなって、ついにマレーシアを飛び出し、シンガポールに移ったのでした。

 

 

 

前職の病院では、シンガポールと上海の二重生活をはじめた私は、水を得た魚のようにやる気満々で仕事をはじめました。

 

 

毎月半分づつ二都市をまたいで仕事し、生活する最初の2年間は無我夢中でした。

 

何よりも放浪癖のある自分には、移動の多い生活はエキサイティングで充実感がありましたし、自分が好きで学んできたことを仕事に活かせる充足感が半端なかったです。

 

 

 

 

ところが3年目を迎えるころから、私の心の中に異変が起き始めていました。

 

自分が望む生活を送り、仕事も順調で、何の不満もないはずだったのに、どんどん自分が「やさぐれモード」に入って行ったのです。

 

 

周囲の人がみな幸せそうに見え、自分だけは「正体の見えない何か」に向かって虚しく戦いを挑み続けるドンキ・ホーテみたいに感じていました。

 

 

 

社会的欲求や承認欲求に向かって自分を満たすために歩みをつづけていた自分でしたが、「一体なんのために?」という疑問がしばしば頭をよぎるようになりました。

 

仕事もどんどん忙しくなっていたので、コバエのように突如ひよひよと目の前にあらわれる疑念にかかわっている暇はありませんでしたし、とにかく仕事に集中しようと躍起になっていきました。

 

 

 

そんな努力の甲斐なく、

 

私は、いったいどこへ向かっているのだろう・・・

 

 

そんな思いは日増しに強くなっていき、その頃お世話になっていたメンタルコーチなどからも立て続けに、

 

 

「京子さんにはインナーチャイルドのテーマがあると思うよ」

 

 

と指摘されていましたが、当時も含めて相当長い間インナーチャイルドという課題からは逃げ続けていました。

 

 

とにかく、聞き分けがなくて、社会の役にも立てずに親の足ばかりひっぱるお荷物で、意志も弱くて、算数が苦手で、親や周囲の顔色を伺って気を引こうとしているのか愛されようしているのか小賢しくて、冗談や面白い話しでウケたらオッケーで、ウケなかったらこの世に居場所がないみたいな極端な考えの持ち主で、ともかくも宇宙一最高レベルにスーパー面倒くさい存在について他者から語られるたびに、もうその場から消えてなくなりたいくらいのこっぱずかしいような、怒りのような、憤懣遣る方無い激しい憎悪の気持ちがありました。

 

 

むしろ、インナーチャイルドなどという根性の腑抜けた自分の弱さの副産物みたいな汚泥は、高い精神性と知性によって克服しようと考えたのです。

 

 

その後の私は、もともと精神科出身で心理学やメンタルマネジメントに興味が強かったこともあり、セラピーやヒーリング、さまざまな心理アプローチ法を手当たり次第に学び、体験し、セッションを受けるなどの試みを続けてきました。

 

 

けれども、私の自分に対する自己批判の思いは日に日に増して行き、それに比例するようにやさぐれモードは全開になり、この両者の対立はもう私自身がコントロールできる限界を超えようとしていました。

 

 

毎日もがいてもがいて、それでも自分にはそんなシンドい内側の世界を悟られまいと、対外的には輝いているドクターを演じようとエネルギーを使っていたと思います。

 

 

 

けれどもある日、そんな二重帳簿的人生もついには臨界点を迎え、

 

「もう無理です」

 

 

と、自分自身との終わりなき戦いに「降参」することになったのです。

 

 

 

 

そうなんです。

 

私はなが〜い間、「無理です」「限界です」が言えずに、自分の弱い部分を力技で闇に葬り去ろう、消し去ろうと躍起になっていた自分自身にやっときがつけたのです。

 

 

そうやって気がついたら、自己批判というのはつまるところ他人軸で自分をみているからに他ならないとわかったし、承認欲求の究極版だったことも見えてきました

 

 

 

そういう私を助け、自分らしさに導いてくれたのは、ほかでもない、6elementsのアイテムたちでした。

 

 

それらからのメッセージは、何かになるために生きるのではなく、自分自身の中に息づく6つのエレメント・六行を十二分に生きるだけでいいというシンプルな事実でした。

 

 

気づきというのは後付けで(金)、気づけなければ変われないわけでも、自己実現できないわけでもない。

ただ興味をもったり、好奇心を持てること自体が尊い(木)。

 

生きていることがそのまま自己浄化であり(火)、自己実現であるということ(土)。

 

そして、悟りや自己鍛錬をめざさなくてもよい。
目指すことを手放すことで(水)、それらはすでに「そこ」にある(空)。

 

 

我欲やあさましい(実は単なるささやかな願望だと思うのだけれど)欲望と 断定し、切って捨てたかった思いも実は自分をここまで運ぶ動力源になっていたのだということ(金の火としての側面)。

 

 

これって、まさに密教でいうところの煩悩即菩提のあり方ですね。

 

 

 

そして振り返ってみると、このコロナ騒ぎで上海への渡航ができなくなり、地元・土浦に足止めされたことも大きな後押しになってくれていました。

 

 

外出自粛とはいえ、動いてないと死んでしまう回遊魚みたいな私の4月、5月は人生でもっとも歩いた時期でした。

 

 

田んぼの中のあぜ道や用水路脇の道をずんずんと探検し、そして土浦の象徴でもある蓮田や用水路周辺の植物・動物、筑波山の見える風景に癒された時間でもありました。

 

商売にはがつがつしたところがないらしく、観光地やブランドとしての訴求力が低いとのことで毎年「魅力のない県ワースト1位」を更新しつづけている茨城。

 

 

 

けれども、それって商業的な目線での勝手なランキングだし、他者や外側からみてちゃんとしてて、キラキラしているように見えるために涙ぐましい努力をすることって、裏を返すと自分自身に不満足なんじゃないかとも思います。

 

 

 

夏になると蓮田の花が満開になり、人々の目を楽しませてくれますが、

 

 

 

美しく、清廉潔白の結晶のような蓮の花が咲くには、蓮田の水と泥のどちらも必要(水)

 

 

ということだと思うし、

 

 

味も生産量も日本一の土浦のレンコンは、蓮田の一番底の泥の中から生まれ出てくるわけです。

 

 

 

そうやって気がついたら、ずーっとイケてない、情けない、だらしないと思っていた自分自身も自然の中ですっかり元気を取り戻していました。

 

 

その「自分自身」って、泥くさくって、底のみえない得体のしれなさみたいなエネルギーの中ですくすくと元気に育っていた私のインナーチャイルドだたと思うのです。

 

 

 

 

私の「インナーチャイルドついに癒される」の物語はここでおしまいです。

 

 

どん底だったなあって、これだけ苦労しだぞ、って苦労自慢みたいな話をするつもりではなくて、

 

 

むしろこれからって、一瞬で悟ってさくさくっと宇宙の本質エネルギーを生きていく時代なんだろうと思います。

 

 

そして、それはすでにはじまっていると思います。

 

 

6elementsの芳香心理学™の2シリーズは、香るだけで宇宙の本質である6つの元素を体験し、自分が体験したい意識状態に照準をあわせることができるようデザインされています。これからの新しい時代にふさわしいアイテムだと確信しています。

 

 

芳香心理学™シリーズの香りを使うことで一番癒されてきた、開発者であるこの私だからこそ自信を持ってお伝えできるのです。

 

 

 

 

 

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