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22Jan
- 映画
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09Sep
- 2012年　夏　沖縄旅行④
  ８月１４日（火）　４日目この日も良い天気です。沖縄最終日。何度も沖縄を訪れ、ほとんどの場所に足を運んでいる友人が、まだ行ったことがない場所があります。首里城です。確かにベタすぎて行くことがなかったので、時間がある今回、首里城に行くことにしました。ホテルのチェックアウトを済ませてフロントに荷物を預けます。ゆいレールで６駅先の終点首里駅へ。駅を降りてからしばらく歩きます。今日も暑い暑い。しばらく行くと、首里城の石垣が見えてきます。坂道を上り、守礼の門へ。これぞ沖縄。更に坂を登って城内へ。ここまで来て友人がバテました。飲み物を買って、しばし日陰に座り込みます。そうこうしていると、雨雲が沸いてきて雨が降り出しました。このあとも雨がざっと降ったり、日が照ったりという不思議な天気が続きました。元気を取り戻したところで宮殿の中に入ります。赤を基調とした極彩色の部屋は日本の城とはだいぶん違います。以前映画で見た「テンペスト」を思い出しながら津々浦々見て回ります。宮殿を出て坂を下り、首里駅へ。結構な運動になりました。ゆいレールに乗って国際通りへ。友人達と国際通りの店をのぞいて回ります。友人のリクエストでアーケードの奥の「やちむん通り」へ.沖縄独特の焼き物を焼く窯元が集まっている通りです。古風な柄から現代的な洒落たものまで、いろいろな焼き物がいろいろな店で売られています。友人は気に入った茶碗を購入。その後「ぶくぶく茶」を飲みに行きます。ぶくぶく茶とは沖縄独自の茶道で、炒った米を煎じた湯と、さんぴん茶を大きな鉢に入れ、茶筅で立てた泡を茶器に盛り、砕いたピーナッツをふりかけて楽しみます。昔は祝い事などに飲まれたといいます。自分は、昨日市場で見かけて気になっていた「ぽーぽー」とのセットをいただきます。「ぽーぽー」とは、小麦粉を水で溶いて薄く焼き、味噌などを入れてクルクル巻いたおかし。甘辛くておいしいです。友人達は、氷を入れない沖縄ぜんざいとのセットを頼み、いただきました。一息ついて時間を見ると、そろそろ空港へ向かわなければなりません。おみやげを買うのもそこそこに、ホテルで荷物をピックアップし、ゆいレールに駆け込みます。空港に着くと、人も多く時間もあとわずか。空港でおみやげの追加を確保して飛行機へ。最後はやっぱりバタバタしてしまいました。どうにか飛行機に乗り込み沖縄を離れます。また来るよ。福岡からは新幹線＆電車で我が家へ。夏の恒例行事が終了しました。やっぱり南の国はいいなぁ。今年は天気も良かったし、本当に大満足の沖縄旅行でした。ＡＮＡフリープラン沖縄＆エースセレクトマイプラン福岡10:10　那覇11:45とかしくマリンビレッジ（１泊２食付）ダイワロイネットホテル那覇国際通り（２泊朝食付）那覇17:05 福岡18:40一人86900円
- 2012年　夏　沖縄旅行③
  気がつけば９月。残暑厳しいながらも、秋風を感じるようにりました。今年こそは、早めに夏の旅行記を書き上げます。８月１３日（月）３日目この日、友人達は潜りに行くということで朝早くから出かけていきました。丸１日フリーです。いつもは、海辺に行って昼寝ｏｒレンタカーでドライブをするのですが、今回はお盆時期で車が混みそうなのでレンタカーは借りていないし、海辺で昼寝も昨日堪能しています。那覇をブラブラすることにします。さて、どこに行こう。国際通りの店が開くには、まだしばらく時間がありそう。調べてみると、免税店が入っているＤＦＳ沖縄が９時からオープンします。今回のホテルは、ゆいレールの牧志駅に直結しており、車なしでの移動に便利です。２駅ほど先のＤＦＳに行ってみることにしました。まだ、時間は早かったので歩いていこうかとも思ったのですが、朝から日差しも強く、ゆいレールにのって、開店前のＤＦＳへ行きました。店が開き、人影まばらな店内を一通りうろうろしてみますが、ブランド品には興味もなければ詳しくもありません。３０分ほどうろついて、国際通りに向けて歩くことにしました。午前１０時。ホテルが入っているビルまで戻ってきて、そのビルに入っている本屋を訪ねます。沖縄の本のコーナーが充実していたので、じっくり見て回り数冊購入。ホテルの部屋に置きに行きました。便利便利。さて、国際通りへ繰り出します。久しぶりの那覇なので、お気に入りの店をのぞきながらおみやげなどをチェックします。そんなこんなしている内にお昼時。「絶対行きたい！」と思っていた大東そば屋に行きます。このお店は、国際通りから１本裏に入った道にあるのですが、以前友人と食べに入って、そのおいしさの虜になってしまいました。ここは、沖縄そばもですが「大東寿司」が絶品！！サワラなどの漬けで握ったにぎり寿司で、これがうまいのなんのって！カウンターに座り、小そばと寿司４巻がセットになった寿司セットを注文します。お店はお昼時で大賑わいでした。いよいよ、そばと寿司が登場。一人で「うまいうまい」とつぶやきながら完食。危うく、そばを追加でもう一杯注文しそうになりましたが、ぐっとこらえて店を出ました。おいしかった～時間がたっぷりあるので、マッサージに行こうと思い、昨夜いくつかのお店をチェックしていました。その中で気になったのが「ドクターフット」という足つぼマッサージの店。国際通り沿いにあります。台湾式リフレクソロジーを６０分受けることにしました。半ズボンに着替え、自分で足を洗い、足裏から膝下までをマッサージしてもらいます。めっちゃ痛気持ちいいです。強さは言えば調節してもらえます。一番痛かったのは左足のスネ。以前から言われていたのですが、座骨神経が良くないらしい。お姉さんが、親指や中指の関節でゴリゴリとツボを押してマッサージするので「指、痛くないですか」と聞いてみたら、指を見せてくれました。がっつりタコができていて、ふくれていました。「こうなるまでは痛いですね」とのこと。プロはすごいなぁ。「内臓を疲れさせないように」と白湯を出され、それをいただきながら施術を受けます。夏の疲れをリセットする、気持ちよいマッサージでした。さて、お腹も満たされ、体も軽くなったので、いろいろな店をのぞいておみやげを買います。定番のちんすこうにお菓子御殿の紅芋タルト、沖縄そばに食べるラー油…食べ物ばっかりやん。一度ホテルに戻り、ロビーで宅急便が発送できるか尋ねます。できるけれど３日ばかりかかるとのこと。国際通りの郵便局で聞いたら、ゆうパックは２日で着くとのことだったので、ゆうパックで送ることにします。自分の家へ送る荷物や着替え、実家に送るおみやげなどを紙袋に入れて再び郵便局へ。ゆうパックの箱を買い、郵便局で荷造りをしました。便利便利。沖縄の魚たちが描かれた切手のシートも購入。だいぶん身軽になりました。友人達が戻ってくるまでには、もうしばらく時間があります。友人が「ここおいしそうだよ」と言っていた沖縄ぜんざいの店に行くことにしました。沖縄のぜんざいは甘く煮た金時豆にかき氷をかけて食べる冷たいぜんざいです。国際通りからは離れているので、地図を見ながら、歩き出します。しかし、めぼしい方向に歩いていきますが、どうにもたどり着きません。見つからないとなると、意地でもたどり着きたい。いろいろ駆使して調べてみると、どうも逆方向に歩いてきてしまっているらしい。いよいよ悔しいので、「絶対にたどり着いてやる」と気合いも新たに歩き始めますが、調べている内に「定休日月曜」の文字が目に入ります。「ん？！今日は月曜日じゃなかったっけ？」たどり着いても休みならば食べられません。確認のためにために電話をかけてみると、人が出ました「おっ？！」っと期待したのですが「今日はお休みです…」とのこと。残念でした。また、リベンジします。そんなこんな歩き回っている内に、友人から「そろそろ戻るよ」との電話。自分も失意の内にホテルに戻ることにします。友人達と合流し、態勢を整えてから、午後７時に予約していた「うりずん」に向かいます。この店は、沖縄を訪れるようになったはじめの頃から、那覇に泊まったら必ずと言っていいほど立ち寄る店です。泡盛をセブンアップで割ってシークァーサーを加えたカクテル。芋で作ったドゥル天。柔らかなラフティ。何もかもがおいしい。友人達の海でウミガメと泳いだ話を聞いたり、飲んだり食べたり話したり、至福のひとときです。腹一杯＆好い加減に酔っぱらっい、歩いて国際通りへ繰り出します。ホテルのすぐ下のビルで、もう一杯カクテルを引っかけて、沖縄最後の夜を満喫しました。たまらんなぁ。４日目へつづく…
17Aug
- 2012年　夏　沖縄旅行②
  ８月１２日（日）《部屋からの眺め》せっかく渡嘉敷島に来たので、友人二人は潜りにいく手筈を整えていました。いつもは７時３０分とかにショップの迎えが来ますが、ここからはショップもポイントも近いらしく待ち合わせは９時とのこと。朝食も種類が多くおいしいバイキング。たっぷり食べた後、ゆっくり準備を整えます。今日の夕方には島を離れるので、海に入る荷物を持ち、荷物を片付けてチェックアウト。荷物をフロントに預け、友人と別れて目の前のトカシクビーチへ向かいます。パラソルとデッキチェア、ライフジャケットを借りて本拠地を構えます。このビーチはこのホテルが管理をしていて、宿泊者以外は５００円で更衣室やシャワーを使えます。宿泊者は、レンタルや昼食も部屋番号で後で精算することができ便利でした。とても良い天気です。さて、海に入ってみますか。ライフジャケットを着込み、遊泳エリアへ。人も程よくいて賑やかで、監視員さんもしっかり見ていてくれるので安心。海は満ちてきている時間。海に入ると、すぐに深くなります。きれいな白い砂地。流れがなく、魚も少ない。怖くないので快適！１５分ぐらい漂っていると具合が悪くなってくる。岸に上がって昼寝（まだ午前中だけど）。至福のひととき。１時間くらい眠って、１５分くらい泳ぐのくり返し。以前離島に泊まったときには、一人で豪雨の浜辺で過ごすことになり辛かったのですが、今回は極楽。波音を聞きながら、まどろむ心地よさ。友人達は１本だけ潜ってウミガメにたくさん出会ったと満足して昼前に帰ってきました。このトカシクビーチにもウミガメが住んでいて、早朝や夕方に出会うことができるとか。ホテルのレストランで昼食を食べます。近海で取れるマグロ丼定食。絶品です。食後、酔い止めの薬を飲んで準備も万端。フェリーは１６：００発。ホテルから１５：３０にバスで港に連れて行ってくれます。昼からも一眠りして、一泳ぎ。満足です。シャワーを浴びて着替え、精算をして荷物を受け取ります。渡嘉敷島に一泊するのは良い選択でした。帰りのフェリーは、イスには座れないくらいたくさんの人が乗り込んでいました。びっくり。外の通路に座り込んで出港。１時間１０分耐えられるか心配しましたが、船も大きくこの日は波も穏やかで、ほとんど揺れませんでした。よかった。１７：００過ぎに那覇の泊港に到着。タクシーで「ダイワロイネットホテル那覇国際通り」へ。このホテルは最近出来たホテルで新しく、国際通りの端の牧志駅に直結しており便利でした。夕食は「肉が食べたい」という要望を聞いてもらい、国際通りの「あんまー家」へ。沖縄料理にアグー豚のショウガ焼き、石垣牛のステーキをオリオンビールと共に堪能しました。幸せ。国際通りを散策し、翌日も潜りにいく友人達のためにも夜更かしせずに宿に戻り就寝。３日目へつづく…
16Aug
- 2012年　夏　沖縄旅行①
  春の寒い東北旅行から夢見ていた真夏の沖縄。行って参りました。今回こそ、忘れないうちに旅行記を記しておきます。８月１１日（土）今回は旅行の計画を６月上旬の早めに立てたので、日にちやホテル、飛行機の時間など、ある程度希望通りにできました。いつもの３人組で出かけましたが、それぞれの仕事の都合を考えると、やっぱりお盆前後の日程になってしまいます。昨年、一昨年と石垣島に行ったので、今回は沖縄本島。３泊４日で行こうということは決めていました。「一泊は那覇から離れて、リゾートチックなホテルでも良いかも」と探してみましたが、無駄に値段が高い。そこで、一泊は離島に泊まることにしました。九州新幹線が出来て、福岡空港へ行くのが楽になりました。朝７時過ぎ、近くの駅から電車に乗り福岡空港へ。１０：１０発の飛行機に乗り込み那覇へ。那覇は１１：４５着。ゆいレールに乗って牧志駅へ。駅のロッカーに荷物を預け、国際通りへ繰り出す。国際通りから裏路地へ入り、友人がチェックしていた「料理工房・てだこ（＾０＾）亭」へ。パスタをいただきましたが、島唐辛子や、ゆし豆腐などを使ったおいしいパスタでした。裏道の「浮島通り」や「パラダイス通り」のおしゃれな店をのぞきながら駅に戻り、荷物をピックアップしてタクシーで泊港へ。１日目は高速船で３５分、フェリーで１時間１０分の渡嘉敷島に泊まります。シーズンで人が多いので、行き帰りの船は事前に予約をしました。行きは高速船が取れたのですが、帰りは満員でフェリーの予約を取りました。乗船までしばらく時間があったので、乗船手続きをした後、ビールやおつまみの買い出しをしました。徒歩で７～８分かかる高速船乗り場まで移動し、出発ギリギリまで待合室で粘って船に乗り込みます。揺れる船には、あまり乗っていたくない。１６：３０発の「マリンライナーとかしき」は１７：０５に渡嘉敷島に到着します。たった３５分の船旅。これが地獄でした。港から外洋に出ると、半端なく揺れました。最初の頃こそは、高く揺り上げられてドーンと落ちるときに「キャー！」と子どもたちの声が響いていましたが、程なく船内は沈黙に包まれます。自分は乗り物に酔いやすいので、昼食後酔い止めの薬を飲もうとしましたが「高速船だし３０分だから大丈夫」という友人たちの話を鵜呑みにしてしまい、薬を飲んでいません。全身冷や汗をかきながら、歯を食いしばって耐えます。長い長い３０数分を、頭の中で「ドレミの歌」を歌って耐えました。港に着いたら、肘掛けが汗でびっしょりになっていました。おそるべし外洋。港にはホテルのマイクロバスが迎えに来ていました。港から山を越えて島の反対側へ１０数分。「とかしくマリンビレッジ」に到着。しばし部屋で態勢を整えます。きつかった…。夕食前に、ホテルのすぐ目の前のトカシクビーチへ。夕日が沈むのをのんびり眺めます。島に泊まる良さの一つ。夕食は沖縄料理満載のバイキング。腹一杯食べました。夕食後、夜の浜辺へ。暗さに目が慣れてくると、夜空に星が広がります。あれは北斗七星、あれはサソリ座と星座を見つけていきます。ちょうどカシオペア座近くの流星群がピーク近くだったのですが、まだ時間も早く流星群とはいきませんでいたが、一つ二つの流れ星を見つけました。花火をして盛り上がっているグループもあり、波音を聞きながらまったりと夜空を眺めるのは初めてかも。いいねぇ。部屋に戻ってビールで乾杯。友人達が翌日潜るので、控えめに飲みます。疲れもあって早めに就寝。２日目へつづく…
11Aug
- 2012年３月　東北旅行⑤
  ３月２６日（月）朝目覚めて、窓の外を見ると、笑っちゃうくらい雪が積もっていました。「昨日レンタカーで登ってこなくて良かった」と心の底から思いました。こんな山道＆雪道を走る自信はありません。朝風呂に入って、朝食を食べて、８：３０発のバスに乗るために、早めに宿を出ます。駐車場に停まっている車には、雪かきが必要なほど雪が積もっています。ほんとにバスで来て良かった。バスで山を下っていくと、ほどなく積もっている雪は無くなっていきました。駅近くの平地まで来ると、そんなに積もっていません。あまり降らなかったのか？日が出て溶けたのか？今日は、花巻空港から１８：５０発大阪行きの飛行機に乗るまで、花巻市内の宮沢賢治ゆかりの土地を回る予定です。９：００頃新花巻駅について、まずはバスをチェック。平泉のように名所を周遊しているようなバスがあればそれを利用しよう。しかし、バスはあるものの本数が少なく、レンタカーを借りた方が良さそうです。観光案内地図を見ると、最初の目的地まで徒歩２０分。「時間はかかるけど、歩いていけないこともないかな」と歩き始めたところ、突然の吹雪。雪国をなめてはいけません。駅の近くにあるレンタカー会社をチェックして駆け込みます。予約していなかったけれど、空いていました。７０００円強。よかった。レンタカーを借りて、まずは宮沢賢治童話村へ賢治の世界を紹介する「賢治の学校」や物語の風景を再現した「養成の小道」。賢治が物語の中で描いた自然を紹介する「賢治の教室」など、様々な角度から賢治童話の世界を体験できるようになっている施設です。売店でおみやげも買って、隅々まで堪能しました（森は雪が積もっていて入りませんでしたが…）。車はここに置いたまま、道を挟んで向かいの丘の上にある宮沢賢治記念館へ。丘の上なので車で行こうかとも思いましたが、記念館からつながっているポランの広場を見ながら下ってくると、上の駐車場には戻れないので歩いて行くことにしました。記念館には、年表や賢治ゆかりの品々などが展示されており、賢治そのものやその思想を深く学ぶことができました。手帳に書き込まれた「雨ニモマケズ」や、生前愛用していたチェロなど、賢治好きにはたまらんだろうなぁという品々が収められていました。お昼になったので、記念館の側にある「レストハウス山猫軒」へ。白金豚のカツカレーをいただきました。うまし。「さぁ、おなかにおはいりください」と言われなくてよかった。賢治の物語の世界を表現したポランの広場を通りながら丘を下ります。春や夏ならば花や緑がもっと美しいんだろうな。正午過ぎ。少し離れた所にある羅須地人協会へ。当時北上川近くにあった羅須地人協会の建物は、現在は花巻農業高校構内に移されています。入口前の黒板には、「下ノ　畑ニ　居リマス　賢治」と、今もチョークの字が見える。（場所が違うため、畑はない。）時期によっては、建物の中にも入れるようですが、今回は外から眺めます。ここで午後１時。さて、どうしよう。花巻の方まで行けば、まだ見るべき所もあるけれど、雪が降って寒い。空港やレンタカー会社からも遠くなってしまう。調べてみると、１４：１５発福岡行きの飛行機に空席がある。これで帰ろうか。当初の計画では、花巻１８：５０発→大阪２０：２０着の飛行機に乗り、モノレールと電車で新大阪駅まで移動し、新大阪２１：２６発→深夜１：４８着の新幹線で帰る予定でした。しかし、これも飛行場から新幹線の駅までが、かなり綱渡りのスケジュールで、ひとつアクシデントがあれば帰れなくなります。次の日は午後から仕事なので、ちょっと厳しい。何よりも、連日の北国の寒さにやられていました。帰ろう。レンタカーを返して、空港に送ってもらいます。おみやげを調達して飛行機へ。最近就航を始めた便らしくサービスが良かったです。１６：１０福岡空港に到着。高速バスで家路につきました。「復興の一助として東北観光を」と考え、今まで興味はあっても行くことはなかった岩手県を巡りました。北国の３月をなめてはいけないということが身に染みて分かりました。しかし、おいしいモノや見所満載でした。良い経験だったなぁ。岩手よありがとう。保存しているはずの写真が見あたらず、写真がありません。見つけたら付け加えます。このときから「夏は沖縄」と固く心に決めていました。沖縄に行く前に、とりあえず東北旅行記だけでも書き上げることができて良かった。四国や東京への旅も、沖縄から戻ったら書き残したいと思います。
09Aug
- 2012年３月　東北旅行④
  ３月２５日（日）続き美術館を出ると、雪がますます強く降っている。鉄瓶を見に行こうと思っている岩鋳鉄器館は、バスでは行けそうにないのでタクシーを探す。美術館前にはいないので、吹雪の中を、広い道まで出ようと歩く。途中で美術館へ向かうタクシーを見つけて止めるが予約車とのこと。他のタクシーを呼んでもらい、ひとまず美術館へ。しばらくしてやってきたタクシーで岩鋳鉄器館へ。お腹がすいているが、ここにレストランもあるようなのでそこで食べることに。ところが、到着してみるとレストランは震災の影響で閉鎖されているとのこと。残念。工場と展示場は開いていました。工場で作業はしていませんでしたが、南部鉄瓶の作り方を資料を見ながら学び展示場へ。お手軽なモノから高級品まで、伝統的なデザインからモダンなものまで、様々な商品があります。買いたいのは、直火にかけることが出来る小さな鉄瓶。大学時代から使っている、火にかけてお湯も沸かせるアルミの小さな急須がいよいよ使えなくなってきている。カップ麺のお湯を沸かすのにちょうど良い大きさで重宝していたので、その代わりを鉄瓶で、と考えていました。南部鉄瓶でカップラーメンを作るんだぜぇ。ワイルドだろ～。探してみると、事前に調べているときに「良いな」と思っていた商品がありました。しかし、欲しかった伝統のアラレ型が売り切れとのこと。残念がっていると、倉庫に探しに行き、探し出してきてくれました。ありがたい。５０００円くらいだったかな。鉄瓶をおく敷台付き。他にも、フクロウ型のベルを購入。とても良い音がする。くるくる何周もして堪能＆満足。ここからは、近くのバス停から盛岡駅にバスが出ている。店員の方にバス停の場所を尋ねると、時刻表まで親切に調べて教えてくださいました。午後１時３０分工場を出発。おかげで、迷うことなくバス停にたどり着き、盛岡駅に戻って来られました。駅に着いたのは２時過ぎ。さすがにお腹がすいている。じゃじゃ麺を食べようと、駅地下のお店へ。小麦と大豆から作った平麺に肉炒め味噌がのっている汁なし麺。あんまりおいしそうじゃなかったけど、空腹も相まって絶品でした。皿に少し麺と味噌を残して「チータンスープ下さい」と言うらしい。５０円で皿に汁と卵を入れてくれる。なんだかだまされたみたいだったけど、これまた予想を裏切る旨さ。一度食べてみる価値ありです。満足して、最後の目的地は宮沢賢治ゆかりの「光源社」「注文の多い料理店」を出版した出版社とのこと。今は、民芸店と喫茶店があります。バスに乗って移動。光源社がある材木町商店街は、賢治にちなんだモニュメントをおいたりして雰囲気を盛り上げています。商店街を歩いたり、民芸店をのぞいたりしました。駅から材木町商店街までバスで２～３分程度だったので、帰りは歩いて帰ります。途中の橋の上から見た、岩手山をはじめとする連なる山々がすごい迫力でした。３時３０分頃、盛岡駅に到着。駅でおみやげを買い込んで、平泉で買ったおみやげや鉄瓶と一緒に家に送りました。だって重かったんだもん。宅急便のお兄さんが箱詰めまでしてくれるので助かりました。収穫の多い盛岡での１日でした。今夜の宿は、花巻の台温泉旅に出る前に花巻ではどこの泊まろうか散々悩んで、「やっぱり温泉でしょ」と交通の便の悪さを顧みずに決定しました。花巻駅から台温泉まで、バスでも行けるのですが本数が少ない。事前にバスや列車の時刻表をプリントアウトして、最終のバスに乗るためには盛岡を何時に出る列車に乗らなければならないか、調べ上げていました。翌日の事を考えると、レンタカーを借りて行くという手もある。４時３０分に盛岡駅を出て５時過ぎに花巻駅に着くまでだいぶん悩んでいましたが、結局バスに乗っていくことにしました。バスに揺られて午後６時過ぎ、台温泉に到着。風情のある温泉街です。少し歩いて、本日の宿「いやしろの湯　ホテル三右ェ門」に到着。和室８畳。２食付きで８８８０円。一人で使うには十分すぎるくらいの部屋です。一人で豪華な食事をビールと共に頂き満足。もちろん温泉にも夜と朝に入って満足。何もけどゆっくりできる良い温泉街でした。翌朝、窓の外を見て驚いたけれど…最終日へつづく…
- 2012年３月　東北旅行③
  ５月２５日（日）盛岡では、南部鉄瓶を手に入れることと岩手県立美術館を訪れることが目的。レンタカーは借りていません。前夜夕食を食べる前に、バスに乗って市内のいくつかの店を回りました。ガイドブックに載っている店で、鉄瓶を探しましたがなかなか気に入る鉄瓶がありません。ホテルのパソコンでいろいろ調べ、ちょっと離れているけれど、メーカーの直売所に行くことにしました。朝はまずは、バスで行けそうな美術館からスタート。駅前のバス停から９：１０のバスに乗車。９：３０の開館まえに着いてしまいますが、美術館に寄るバスが少ないので、時間を有効に使うためにも早めのスタート。この日も雪が降りしきっています。美術館に着いて開館までの間、雪が積もる庭を散策。開館と同時に入館します。事前に岩手県立美術館のＨＰをチェックしたところ、震災の影響で企画展示などすべて未定となっていました。常設展の他には復興支援展示事業「アートのチカラ、いわてのタカラ」として「１年後のＩＭＡ」と「希望への絵画」が行われていました。復興支援展示〈アートのチカラ、いわてのタカラ〉　※平成23年度このたびの東日本大震災のため、岩手県立美術館では本年度開催予定であった企画展がすべて中止となりましたが、私達はできる限り通常の美術館活動を続けることがすなわち岩手の復興に役立つものと考え、〈アートのチカラ、いわてのタカラ〉というテーマのもと、新たに展覧会やワークショップを展開することにしました。　アートのチカラ、それは、ひとが生きていくチカラの根っこにあるものです。展示やワークショップを通じて美術が持っているいろいろな世界に触れていただき、見る人、参加する人のこころのうちに湧いてくるさまざまな感情やエネルギーに気づいてほしいと思います。そして、これらの作品や展示は、10 年、20年先といったあとの時代から振り返ってみると、3.11以降の岩手の状況やひとびとの思いを反映したものであり、永きにわたって大切にしたい、残したい宝（タカラ）となるだろう、という思いが込められています。＞岩手県立美術館ＨＰより「１年後のＩＭＡ」の作品は芸術祭の受賞作品ですが、「希望への絵画」では小１から９９才まで、被災後の思いが込められた絵が展示されていました。作品に付けられたコメントと共に胸を打ちます。この美術館では、岩手にゆかりの深い萬鐵五郎（よろずてつごろう）、松本峻介（まつもとしゅんすけ）、船越保武（ふなこしやすたけ）の作品が常設されています。船越保武は、正月に偶然見たＮＨＫの番組で取り上げられており、「あぁ小さい頃この彫刻好きだったなぁ」と出会い直しをした彫刻家です。本物の作品を見にいきたいと願っていました。岩手県を訪れることになったのも運命。所蔵作品を入れ替えながら展示しているそうですが、今回は一番見たかった「原の城」や「ダミアン神父」を見ることができました。大正元年(1912)、現在の岩手県二戸郡一戸町に生まれる。県立盛岡中学校(現･県立盛岡第一高等学校)では、のちの洋画家松本竣介と同期であった。昭和9年東京美術学校彫刻科塑造部に入学。14年新制作派協会彫刻部創立に参加し、会員となる。このころから大理石彫刻を始める。（中略）25年盛岡カトリック教会で洗礼を受ける。33年に着手、37年に完成した《長崎26殉教者記念像》で第5回高村光太郎賞を受賞する。また、島原の乱の舞台となった原城跡で得たイメージをもとに制作した《原の城》では、はじめ頭像を、47年にはすぐれた造形力を示す全身像を完成し、中原悌二郎賞を受賞。同作は同年ローマ法王庁に贈られ、翌48年これに対し、ローマ法王から「大聖グレゴリオ騎士団長」の勲章が授与された。この間、42年東京芸術大学教授に就任、43年には田沢湖に《たつこ像》を、翌年《ダミアン神父》を制作する。＞岩手県立美術館ＨＰより脳梗塞を患い、利き手の右手が不自由になっても左手で創作を続ける。２００２年８９才没。左手でつくったキリストの頭部はまさに鬼気迫る作品。九州人にはなじみ深い「長崎２６殉教者記念像」も４体、間近で見ることができました。教科書の写真とは違い、実際の作品は３６０度、裏から表から角度を変えてまじまじと見ることができました。ん～大満足。ロビーの階段では「ユメノマチができるまで」が長く長く展示されていました。２０１１年の震災後５月～１２月にかけ、５６５名のボランティアが木に色を塗って作った積み木を持って被災地を訪れ、沿岸１８カ所と美術館内のワークショップ合わせて５６５名の子どもと大人が積み木の家を造って並べ、町をつくります。作品展示と館内ワークショップは３月まで続き、その後、一部の作品は県内外の希望する施設へ貸し出され、残りはボランティアによってほぐされ、県内の保育園に配布されたとのこと。一人一人が作った建物を線路や電線でつなぎ、津波で壊された町を、ユメノマチとしてアートで復活させる。まさしく「アートのチカラ、いわてのタカラ」。その想いの集合体は圧巻でした。興味のある方は、岩手県立美術館ＨＰ活動記録から「アートデオヤコ拡大版「ユメノマチ」ができるまで」をご覧下さい。大満足。来て良かった。そんなこんなで、美術館を出たのは昼を過ぎた１２：３０を回っていました。つづく…
06Aug
- 2012年３月　東北旅行②
  ２日目３月２４日（土）深夜バスは一ノ関駅前に午前６時４５分に到着。バスを降りたら雪。寒いです。ここから電車に乗って平泉へ向かいます。平泉といえば、２０１１年に世界遺産に登録されたばかり。金色堂で有名な中尊寺。奥州藤原氏が夢の都を思い描いた地。歴史が苦手で詳しいことは何一つ分かりませんが、武蔵坊弁慶が大好きです。ＮＨＫ大河ドラマで唯一見続けたのが「義経」。タッキーの義経も松平健の弁慶も格好良かった。そんな義経と弁慶の終焉の地。見所満載です。一ノ関から平泉までは電車で１０分くらい。一番早く開くお寺も８時３０分開門なので、まずは一ノ関駅で腹ごしらえ。７時に駅の売店が開いたので、ウニとイクラとカニが乗った駅弁「海鮮三色弁当」を購入。超豪華な朝ご飯を頂きました。ご飯を食べ終わって電車に乗り、午前７時３０分に平泉到着。雪が降っていました。「寒いかも」とは思っていたもののまさか雪がこんなに降って積もっているとは想定外。平泉の見所はあまり散らばっておらず、レンタサイクルで回ろうと思っていたのですが、とんでもない。周遊バスが出発するのは１０時前。観光案内所もまだ開いていないし…。しばらく一人作戦会議を開いた後、８時過ぎ一番近い毛越寺（もうつうじ）へ歩いていくことに。雪が積もっているのです。歩きやすいようにと何も考えずにスニーカーを履いていったのが間違えでした。２０分歩いて開門の８時３０分少し前にたどり着いたときには、足は雪解け水でぐっちょり濡れていました…開門を待つ間、隣の旧観自在王院庭園を柵の外から見学。極楽浄土を表現した庭園だとか。しかし、雪に囲まれています。開門したので毛越寺へ。毛越寺は慈覚大師円仁が開山し、藤原氏二代基衡（もとひら）から三代秀衡（ひでひら）の時代に多くの伽藍が造営されました。往時には堂塔４０僧坊５００を数え、中尊寺をしのぐほどの規模と華麗さであったといわれています。奥州藤原氏滅亡後、度重なる災禍に遭いすべての建物が焼失したが、現在大泉が池を中心とする浄土庭園と平安時代の伽藍遺構がほぼ完全な状態で保存されており、国の特別史跡・特別名勝の二重の指定を受けています。　　＞毛越寺ＨＰ・毛越寺の由来と歴史　より大きな池を中心に、焼け落ちた建物の跡が示されています。すなわち、何もないっちゃ何もない。しかし、建物の屋根や木から落ちてきそうな雪を落としたり、落とした雪を運んだり、道の雪をどけたりと、雪国の生活の一端が垣間見られました。９時過ぎに毛越寺を出て、徒歩で平泉文化遺産センターへ。２０分弱歩いて到着。歴史に疎いので、平泉について展示品と映像でしっかり学習します。１０時頃、中尊寺へ向けて徒歩で出発。２０分弱で表参道月見坂入り口に到着。繰り返しますが歴史に疎いので、平泉観光ガイド事務所で音声ガイド（５００円）を借りました。坂下にある弁慶の墓から始まり、長くて厳しい月見坂を登って中尊寺へ。足がずぶ濡れで冷え切り、なかなか辛かったです。坂の途中にある展望台で一休みしたり、途中途中に立っているお堂をお参りしながら本堂へ。本堂にお参りした後、宝物館へ。音声ガイドをフル活用して歴史を学びます。その後いよいよ金色堂へ。松尾芭蕉が「五月雨の　降残してや　光堂」と詠んだ金色堂は修復されて金ピカです。覆堂に足を踏み入れると、ガラス張りの金色堂がそびえています。想像以上にピカピカ。すごい。覆堂を出て階段を下りふり返ると、教科書などでよく見るショット。金色堂は撮影禁止なのでこの風景が良く使われるんだな。じっくり見て回り、坂を下りて音声ガイドを返却したのが午後１時頃。体が冷え切っています。このあたりの名物料理は餅料理とそばらしい。駐車場のお店で「力そば」を見つけて昼食に即決。温かいおそばが体に染みました。昼食後、元気を取り戻して徒歩で高館・義経堂（たかだち・ぎけいどう）へ。１０分ぐらい歩くと到着。ここは、源義経が追い詰められて自害した場所。松尾芭蕉が平泉を訪れたとき、悲運の武将源義経公主従を偲んで「夏草や　兵どもが　夢の跡」と詠んだとのことで句碑が建てられていました。お堂に義経の像がありました。丘の上で、北上川が望めます。この地に争いのない極楽浄土をつくりたいと願った人々が眺めたであろう風景が眼下に広がります。人や社会は移り変わっても、自然は変わらない姿でここにあるようです。一通り、見ようと思っていたところを回ることができ、大満足。ここまで歩いて回ってきたので駅まで歩きたかったけれど、ちょいと距離がある。最後は平泉巡回バス「るんるん」に乗車。雪が積もっていなければレンタサイクルでも回れるし、このバスに乗ればレンタカーは必要ありません。午後２時過ぎに駅に到着。コインロッカーに預けていた荷物を取り、ＪＲで盛岡に向かうための切符を買おうと窓口へ行くと、乗り換えもあるのでフリーパスがお得とのこと。１２００円でフリーパスをＧＥＴ。２時４６分の列車までしばらく時間があったので、駅の待合室で中尊寺で買ったおみやげを詰め込み荷物を整理。「さて」と立ち上がり、改札へ向かおうとしていると近くに立っていた人が不審そうにベンチを眺めている。何となくその視線を追うと、自分が座っていたところに家と車のカギが…。「あっ！それ私のです」こんなところでカギを落としたら、二度と探し出せないところでした。乗り換えも含めて午後４時１４分に盛岡駅着。新幹線で行っても良かったんだけども、時間はたっぷりあったので東北本線で北上しました。駅でおみやげなどを物色した後、宿へ。宿は盛岡駅から徒歩３分の盛岡ニューシティホテル。シングル素泊まりで３５００円は格安。一休みした後、夕食を食べに町へ。盛岡といえばわんこそば・冷麺・じゃじゃ麺が有名。盛岡冷麺は外せないなぁ。前沢牛などの肉もうまいらしい。ということで、駅前の「焼肉・冷麺　盛楼閣」へ。しばらく並んで、カルビ＆豚ロース＆冷麺＆熱燗を食す。熱燗が今日一日冷え切った体を温めます。満足です。９時頃ホテルに戻り、明日に備えて就寝。よく歩いた一日でした。３日目に続く…
05Aug
- 2012年３月　東北旅行①
  夏ですなぁ。大好きな季節がやって参りました。年々夏の暑さが増してきているように感じるのは、歳を取ってきたせいでしょうか？夏と言えば沖縄。今年も沖縄旅行を計画しています。しかし、３月に行った東北。５月に行った四国と東京の旅行記がまだ書けておりません。（いつもこのパターン…）時間もあることだし、まずは東北の旅行記から書いてみましょう。春休みに旅行を計画しました。出発日は３月の修了式の日。すなわち翌日土曜日からは春休み。春休みもいろいろとあってなかなかまとまった休みが取りにくい。ということで、仕事終わりに出発をして土日も利用するプランを立てました。今回の目的地は岩手県。一人旅です。昨年、東北大震災があり、寄付しかできませんでしたが、自分ができる手助けとして東北を訪れたいと考えていました。ボランティアではなくあくまで観光客として。しかし、南の島大好き人間としては「東北ってどこ？」というレベルで、何があるのかすら分かっていませんでした。ん～どうするべ。いろいろ調べてみたところ、自分が手に入れたいと思っていた南部鉄瓶は岩手の工芸品であること。以前たまたまＮＨＫの特集を見て心に残っていた彫刻家、船越保武が岩手とゆかりが深いこと。岩手県は宮沢賢治がイーハトーブと呼ぶ理想郷。花巻も岩手にあるらしい。そうだ、岩手に行こう！様々な移動手段を考えました。飛行機、新幹線、高速バス。値段や時間を考慮した結果、以下のようなちょいと強引な旅程を計画しました。２３日（金）仕事終了後、バスに乗って地元空港へ。東京に飛行機で飛んで、東京から高速バスで岩手県一ノ関へ。これで土曜日の朝から岩手で行動できるし、大阪や東京で１泊することを考えても安く上がる。２４日（土）平泉を探索して電車で盛岡へ移動。盛岡泊２５日（日）盛岡で鉄瓶を購入し、船越保武の作品が収められている岩手県立美術館へ。盛岡を満喫したら花巻へ電車で移動し、バスで台温泉へむかい一泊２６日（月）バスで駅に戻りレンタカーを借りて花巻を巡る。花巻空港から大阪へ飛行機で飛び、大阪から新幹線で帰宅。なかなかの強行スケジュール。旅は、どこを見て回ろうかと考えたりどうやって移動しようか、どこに泊まろうかと計画するのが楽しい。特に今回は行ったことのない土地だったので、かなり相当調べました。では、１日目から。３月２３日（金）仕事終了後家に戻り、車をおいて荷物を握って交通センターへ。車で空港に行っても良かったのですが、今回は帰りは電車なので、車を取りに行けなくなるのでバスで空港に向かいます。調べたところ、午後７時交通センター発の空港バスに乗れば午後８時４０分発の飛行機に間に合う。午後７時までに交通センターに行くのですが、これが一番時間的には一番ドキドキしたかも。バスに乗って交通センターまで行くのですが、週末で道が混んでいるし、思いの外時間がかかってしまって焦りました。無事空港に到着し、２０：４０発　東京２２：１５着の飛行機に乗り込む。東京ってこんな遅い時間まで飛行機が飛んでいるんだね。羽田空港からモノレールに乗って東京駅へ。色々買い込んだ後、東京駅前のビルから２３：４５発のJAMJAMライナーの深夜バスに乗り込む。これも時間的には結構余裕がなかったので、トラブルが起きたらアウトだなとドキドキしていました。このバスは３列独立シートのバス。４列シートならもっと安いバスもいたけれど、これぐらいの贅沢は良いだろうと思いチョイス。正解でした。４列シートならば至近距離に知らない人がいて、いや、友達であってもなかなか辛いだろうと感じました。３列の真ん中の列。ほぼ満席で驚きました。前の方に男性、後ろの方に女性を固めているようでした。バスには、使い捨てのスリッパと空気枕とアイマスクが付いていました。これが思いの外役に立った。バスの中は結構暑い。深夜１：３０と３：４０にトイレ休憩。バスを降りて体を伸ばしました。どこでも眠れる鈍感さに感謝。熟睡は出来なかったけれど、これはこれで良い経験。朝６：４５予定より１５分早く岩手県一ノ関駅に到着。２日目へつづく…
17Jun
- 2011年8月　石垣旅行②
  ８月１７日（水）この日は、少しでも石垣での時間が取れるように、石垣１８：１５発→那覇１９：１０着那覇２０：１０発→福岡２１：５０着と那覇での乗り換え。この日も天気がよくドライブ。自分がリクエストして川平湾へ。ここには何回か訪れているけれど、１回目は台風が来ていて、波は荒れ、強風で飛んできた砂が体をたたき、ひどい状態でした。２回目は、「あれ雨雲だよね」と迫ってくる雨雲に怯えながら、雲の切れ間から差す日光を待って写真を撮りました。今回は素晴らしく良い天気。「これぞ川平湾」という美しさでした。波打ち際でも、少し高台の展望台からでも、その美しさを堪能しました。これで満足。米原地区へ島の西側を北上。米子焼工房でカラフルなシーサーを見たりしてまったり過ごす。こんな道を抜けると…これはたぶん島の東側の海岸。ウミガメもやってくるきれいな浜。どこだか覚えていない。こんな時、写真にＧＰＳ機能が付いていたら、場所が特定できるのにな。地元の人たちが泳いでいましたが、静かな浜で、だいぶんここでのんびりしていました。その後は、（たぶん）玉取崎展望台近くの「UliUli Cafe」で昼食。気づくとよく寄っているお店です。カフェだけど海が見えるわけではなく、ハワイ風のお料理がおいしくて、落ち着けるお店です。昼過ぎの写真には玉取崎展望台からと思われる写真が撮られています。去年の遠くに雨雲を臨む写真ではなく晴天。海の色もきれいで気持ちいい。この後は、のんびり南下して飛行機に乗った模様。一年たつと覚えてないね。だから早く備忘録を書かなければならないのに…。ＪＴＢ　エース個人　石垣・宮古スペシャル福岡１１：４０→石垣１３：４０　ＡＮＡベッセルホテル石垣島（朝食付き）２泊日産レンタカー２泊３日石垣１８：１５→那覇１９：１０　ＪＡＬ那覇２０：１０→福岡２１：５０　ＪＡＬすべて込みで３名２０４,９００円（一人あたり６８,３００円）
- 2011年8月　石垣旅行①
  今年の夏の沖縄に行く前に、去年の夏の旅行を整理します。８月１５日（月）２泊３日。今回は石垣島のみの３人旅。福岡発１１：４０→石垣１３：４０　直行便で石垣へ。写真を見ると良い天気。めずらしい。昼食後、ドライブへ。石垣島西の御神崎灯台夕方で、しばらく日が沈むのを待っていたけれど、夕食の時間もあって市街地へ引き上げる。夕食は、どこで食べたんだっけ？８月１６日（火）友人二人はダイビングへ。去年のマンタのリベンジ。２日目は恒例の単独行動。本当は、レンタバイクを借りてのんびり島を走りたかったんだけれど、スクーターを貸してくれるところは見つけられても１２５ccのバイクが借りられそうなところを見つけられず断念。まぁ、腕に自信もなかったんだけどね。車も人も信号も少なくてのんびり走る車が多い石垣は、ペーパードライバーには最適なんだけど。さて、どうしようかと考えた結果、ちゅらさんの小浜島へ渡ることに。リゾート気分でのんびりしたかったので、小豆島にあるリゾートホテル「はいむるぶし」のビーチを選択。港からはホテルのバスに乗り込みます。ホテルのロビーで施設使用料を払い、ビーチまでマイクロバスで送ってもらう。ホテルの敷地が広く、水牛がいる池なんかもあります。写真のビーチへのエントリーはいかにもリゾート。海は遠浅の砂浜で干潮時は沖までいける、遊泳区域も広くはないし、珊瑚や魚も少ない。しかし、深いところや魚が怖い自分にしてみれば十分な美しい海です。最高の目的は、浜辺のチェアーで波音を聞きながら昼寝をすることなので、問題なし。良い天気で気持ちよく、泳いだり、写真を撮って歩いたり、眠ったり良い時間を過ごしました。夕方、船で石垣島に戻り、友人達と合流。たぶんこの日の夜、「炭火焼肉やまもと」に行っているはず。写真が無いのがおかしいなぁ。観光客に人気ナンバーワンのお店で、早くに予約しないと入れないお店です。いつも行きそびれているので、今回はちゃんと予約を取りました。歩いていける場所なんだけれど、店の場所が変わっているらしく、なかなかたどり着けず焦りました。お肉はおいしかったんだけど、良いお肉は売り切れも多かったです。早い時間がオススメかも。つづく
16Jun
- 2010年8月　石垣旅行②
  今は、２０１２年６月です。先日、今年の夏の沖縄旅行の予約をしてきました。はっと気づけば、ブログは２月からほったらかし。いろいろあるのに。「去年の沖縄旅行を残しとかなゃ」と書庫の記事を整理してみると「ん？！一昨年の記事も書きかけじゃん」ということで、とりあえず２０１０年の続きを、写真と旅行記録から記しておきます。８月１７日（火）この日の夕方の飛行機で那覇に飛びます。３日目のこの日は何をしていたのか、良く覚えていません…写真を見てみると、ドライブに出かけたらしい。建設途中の新石垣空港を見に行っています。石垣空港は素朴で好きだけれど、新しい空港ができたら、新しくて直行便も増えるかな？それはそれで楽しみです。もうしばらくかかりそうだけれど。ここは、一人でも見に行ったし、友人達とも行った記憶がある。このときは、そのどちらだろう？次の写真は雨雲の写真。向こうで降ってる雨がはっきり見えるのがおもしろくて、追いかけていきました。沖縄では、こういう風景よく見るんだよな。昼過ぎに撮った写真には伊野田漁港が写っているということは、国道３９０号線を北上しているようだ。玉取崎展望台から眺めた写真にも、明石方面に降る雨雲が写っている。どこで何をしたのかも、何を食べたのかもまったく覚えちゃいません。だから早く書かなきゃいけないのになぁ。１８：０５石垣空港発　１８：５５那覇着で那覇へ。わざわざ那覇に戻ってきた理由はただひとつ。居酒屋「うりずん」で飲みたかったに違いない。きっとこの日も行っているはず。沖縄ハーバービューホテルクラウンプラザ泊。８月１８日（水）飛行機が取れなかったのか、次の日に仕事があったのか、那覇１５：３０発の飛行機で帰っています。ということは、この日は国際通りを散策しておみやげを購入し、昼食を食べて帰ったに違いない。（全く覚えていない…）福岡１７：０５着。なぜか次の夏にも石垣に行っているんだよな。のんびりして良い島ですよ。ＡＮＡスカイホリデー　沖縄島旅　八重山チョイスプラン３泊福岡１１：５０→石垣１３：５０　ＡＮＡホテルベルハーモニー石垣島（朝食付き）２泊石垣１８：０５→那覇１８：５５　ＡＮＡ沖縄ハーバービューホテルクラウンプラザ（朝食付き）１泊那覇１５：３０→石垣１７：０５　ＡＮＡ３名総額２７５,７００円（一人あたり９１,９００円）マツダレンタカー（Webで手配）１５～１７日9,800円カヤマ島　無人島ピクニック７,２００円往復船代・昼食・ライフジャケット・保険・ウサギの餌
13Feb
- 2012年　恐羅漢スノーパーク
  備忘録に記さなければならない昨年夏の石垣旅行と、２０１１年ＤＷＬｉｎ大阪の記事。今さらではありますが、まあ、ぼちぼち書きます。とりあえずは近いところから、１年に１度のお楽しみ、スノーボードの記憶から残しておきましょう。２月３日（金）今年は、１１日の憲法記念日が土曜日とかぶってしまい、２月の連休がありません。どうしようかと考えた結果、２月の第一土曜日に行くことにしました。金曜日、仕事を終えて家に帰ってから荷物を取り、バスで近くの駅へ。大きな駅でいつもの師匠と相方と待ち合わせて、新幹線に乗り込む。今回は、旅行会社で往復の新幹線と宿のセットを頼みました。新幹線は直通ができて、広島まではなんと１時間３０分程度。１８：４３に乗り込んで、２０：２１には広島駅に降り立つ。おそるべし。徒歩で５分程度のいつもの宿にチェックインし、タクシーでカキを食べに街へ。相方が下調べをしていてくれました。広島の地酒を飲み、カキの網焼きに、カキフライ、あなごの白焼き、海の幸山の幸…。１２時過ぎまでかなり飲んで食べまくりました。２月４日（土）今年はどこのスキー場に行こうか、事前にずいぶん調べました。今年は例年にない大雪。積雪量の心配はなさそうです。そこで、人口雪の設備がないスキー場も候補に入れて探しました。初心者から上級者まで楽しめて、コースが広いところ。人が余り多くなくてリフト待ちも少なそうなところ。そこで総天然雪の恐羅漢スノーパークを選び、いつもの広交観光日帰りスキーバスに予約していました。バスは新幹線口から８：３０出発。１０名以下ならば途中でバスを乗り換えると言うことで心配していたのですが、大型バス一杯に家族連れなどが乗っていました。途中の三段峡バスセンターでトイレ休憩。ここでバス代７０００円（リフト券付き）を払う。バスにチェーンを装着して、雪深い山道を進む。本当に今年は雪が多い。１０：４０到着予定でしたが、１１：００過ぎに到着。ココのスキー場はレンタルの予約が出来ないけれど、借りる人も少ないので、借りられない心配はなさそう。ブーツと板で３５００円。ただ、ブーツにしても板にしても若干メンテが出来ていない感じ。ブーツを締めるひもの留め具が壊れていたり、ボードが流れるのを防ぐひもが付いていなかったり。マイボードがある人は、持っていった方がいいかも。更衣室も、個室などはないカーペット敷きの狭い部屋。でも人が多いわけではないから、そんなに不便することはありませんでした。滑り始めたのは１２時ちょっと前かな。いつものようにまずは歩いて登って、必殺木の葉落としから。師匠は見守ってくれます。歩いて登るのもきついし、斜面もそんなに急ではなさそうなので、「よしリフトに乗ろう」とリフトへ。まずは立山リフトに乗って初心者用のコースへ。全長１５００ｍ最大斜度３０°平均斜度１２°。広くてなだらかで素晴らしいコースです。途中のちょっと急なところも怖いほどではない。緩やかなところはほぼ平坦で、ターンの練習もできます。距離も長すぎず短すぎず良い感じ。ただリフトの降り口でリフトが急に反転するのでちょっと降りるタイミングが取りずらいかも。でも、だいぶん上手に降りられるようになりました。師匠にもつきあってもらって、谷側を向いた得意な木の葉落としに始まり、山側を向いた木の葉落とし、左足を前にした連続ターンも１回目から決められました。　本年度の課題は　◎スピードになれる。　◎引き続き、幅の狭い、切り替えの早いターンが出来るようにする。このゲレンデなら出来そうです。「左足が前」と唱えながら、行きたい方向を左手で指したり、にらみつけたりしてターンしていきます。前日までがんがん降り積もった雪は柔らかく、当日は曇って粉雪が舞ってはいたものの吹雪くこともなく、最高のコンディションです。「絶対に止まれる。スリップはしない」という安心感に満ちています。「山側を向く→谷側を向く」のターンが相変わらずびびって減速してしまいますが、幅の狭い、切り替えの早いターンはパニクらずにできるようになりました。なだらかでスピードが出ないからね。師匠はさらにリフトを乗り継いで、上の上級者コースに滑りに行っていましたが、ちょくちょく合流して様子を気にかけてくれました。しばらくして昼食。カツカレーを食べましたが、そんなにおいしくはかなった…。一休みして、今度は左側のヒエ畑コースの下の方、初・中級者コースへ。たしかに最初のコースより平らなところは少ないものの、滑られないほどではありません。レベルアップするにはちょうど良い斜度。急なところは止まりながらもスピードに慣れ、少しなだらかなところはターンの練習をして、有意義に滑りました。帰りのバスが１６：４０発なので、１６：００に落ち合うことにして、師匠は更に上の上級者コースへ、相方は初心者コースへと別れました。こちらのリフトは、最初に乗ったとき降り口で転んだので、乗るたびに「まっすぐ前見て」と声をかけてくれます。一人でリフトに乗るのを怖がっていた相方には「合格」と言ってくれました。昨年は力業で曲がっていたんだけれど、今年はまだ減速しながらだけれどスムーズに曲がれました。多少雪にひっかかっても、柔らかい表面の雪を削って乗り越えられるので、転ぶ恐怖が少なかったです。調子に乗って、一度だけ後ろにすっ転んで頭を強打し、舌をかみそうになりました。油断大敵。思う存分滑って、ちょっとレベルアップしたとも感じられました。斜めに滑り降りて抜重してターン、を繰り返すドリフトターンらしきものは（ゲレンデの状態によっては）できるようなにりました。《来年度の課題》　◎スピードになれる　◎ターンの時の減速をなるべくしないようにする　◎エッジで滑るカービングターンに挑戦してみるレンタルを返し、着替えてバスへ。新幹線口１８：３５着の予定でしたが、着いたのは１９：００ちょっと前だったかな。駅に預けていた荷物を受け取って、駅ビルでおみやげを買ったり、「むさし」の山賊おにぎりを買ったり、お好み焼きを食べたりして過ごしました。２１：２２に広島駅を出発し、２３：００には到着。友人を車で送っていきました。翌日は寝て過ごしましたが、力を抜いて滑ることができたために、ほとんど筋肉痛にはなりませんでした。痛かったのは、転ぶ度に着いていた両腕と、転んだときに力を入れた首。首の筋肉って鍛えられないよなぁ。あぁ楽しかった。雪質も最高で、ゲレンデの広さも、人の少なさも、斜度も良い感じでした。また来年がんばろう！！一緒に行ってくれた友人達に感謝です。エースJTB　ホテルニューヒロデン（トリプル朝食なし）新幹線往復と宿泊（１泊）で一人２４８００円スキーバス（広交観光）恐羅漢スノーパーク（リフト券付き）７０００円ボードセット３５００円
12Feb
- テンペスト劇場版３Ｄ＆ドキュメンタリーＡＫＢ
  テンペスト劇場版３Ｄ山本五十六に続く、本年２本目の作品です。仲間由紀恵さんが好き（特にトリック）だし、沖縄大好きだし、３Ｄだし、観に行くしかないでしょう。買い物をしていたら、予告が始まるくらいの時間になってしまって、慌ててチケットを購入。「今ならお好きな席でご覧いただけます」と言われてしまい「？！」って顔したら、他に誰もいませんでした。座席数は多い方ではなかったにしても、１００席以上ある劇場で、一番後ろの席のど真ん中で一人っきりで観ました。貸し切りです。作品は、ＮＨＫ-ＢＳで放映されたテレビドラマを２時間半のダイジェストにしたもの。激動期にあった１９世紀の琉球王国を舞台に、性別を偽って官吏となった女性がたどる波乱の運命を見つめていく。薩摩と清との間で、何とか自分たちの国を存続させていこうとする琉球。どこまでが史実でどこまでがフィクションかまったくわかりませんが、ラストエンペラーを観ているみたいでおもしろかったです。しかし、仲間さんはどう見ても女性だよなぁ。ＧＡＣＴＯが奇妙な清国人を振り切って演じていたのが印象的でした。３Ｄである理由はよく分かりませんでしたが、沖縄の海や首里城、琉球の美しい着物を美しく見せたかったのかな。正直２時間半は長く感じました。これを、細かいエピソードを織り交ぜながら、「次はどうなるんだろう？」ってドラマで観た方がおもしろいだろうな。テレビで２回ぐらい観たんだけど、この手の連ドラは見逃すんだよなぁ。まぁ貸し切りだったし、よかったとしましょう。DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る金スマで、ＡＫＢのドキュメントみたいなのを見て「この人達も頑張ってるんだなぁ」と感心してしまったので、観に行きました。ＡＫＢのドキュメンタリー映画としては２作品目らしい。大震災の支援活動と、西武ドームコンサートや総選挙などを平行して描いていきます。アイドルってすごいなぁ。夢を見続けるってすごいなぁ。夢を実現するってすごいなぁ。って感心。前田敦子さんの頑張り。高橋みなみさんのリーダーシップ。大島優子さんの我慢強さ。研究生の人たちの努力や挫折。もちろん演出もあるでしょうが、彼女たちを見る目が少し変わりました。この時代を代表するグループとして、まだまだ活躍してほしいな。秋元康のプロデュース力おそるべし。今年も邦画の方が元気良さそうだな。
11Feb
- アントキノイノチ＆連合艦隊司令長官山本五十六
  年末年始に観た映画を、記しておきます。アントキノイノチさだまさし原作。昨年末に見たので記憶が薄れています。なんか良さ気だったので観に行きました。遺品整理会社に務める、榮倉奈々さんと岡田将生さん。二人とも心に傷を抱えています。アントキノイノチは、アントニオ猪木だよね。作品中にも「元気ですか～」と二人が海に向かって叫びます。「元気ですか？」と言う言葉は、深読みすると、意味深い。「死」を通して「命」を考えさせらせます。そして、死から目をそらして生きてきた二人が、生に向き合ったところで一人が死んでしまう、というありがちと言えばありがちなストーリー。榮倉さんも岡田さんも演技としてはイマイチ。光っていたのは原田泰造さん。会社の上司役でしたが、素晴らしい。彼の訥々としたセリフが心に素直に入ってきます。本を読んだ方が良い作品かも。聯合艦隊司令長官山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-役所広司さんが主役なので観に行きました。なぜ、あの戦争が起こってしまったのか。原爆投下までにあの戦争をなぜ止められなかったのか。この疑問を考え続けることが、新たな戦を食い止める一つの方法だと思っています。これを観て、軍人がみんな戦争好きではないということがわかりました。真珠湾攻撃によって自ら開戦の火ぶたを切って落とす一方、誰よりも戦争に反対し続け、勝利ではなく講話の機会を模索する。実際にあんなにいい人だったのか、思っていたことをあの時代にあれだけ口に出して言えていたのかは疑問ではありますが、軍神に祭り上げられている山本五十六の知らなかった一面を知ることができました。役所さん以上に好演していたのが香川照之さん。戦争へと世論を突き動かす新聞社の記者。鬼気迫るものがあります。世論や空気って怖いな。情報はあふれているけれど、そのあふれている情報で自分たちは簡単に操作されてしまう。もちろん、その時は、それが正しいと信じているんだけれど、後になってみれば熱にうなされて流されているだけ。以下、Ｙａｈｏｏ！映画の映画リポートより転記戦闘特撮の迫力不足と脇を固める俳優陣の層の薄さは悔やまれるが、評価すべきはメディアの戦争責任について踏み込んだ点だ。開戦へ向けて新聞が煽り、舞い上がった大衆の熱狂が世論となって政権を左右する。周知のメカニズムを、これまでの戦争映画は描いて来なかった。　先見性のあった五十六は何に敗れたのか。統率力なき政府か、組織の暴走か、メディアと国民の共犯関係か。それら全てが融合し肥大した「無謬性（むびゅうせい）の神話」という魔物に葬られたのだろう。この国の体質は何ら変わることなく、70年目にして再び、原発事故という未曾有の人災を引き起こしてしまった。このままでは何度でも廃墟を見ると、映画は告げている。（清水節）（映画.com）[2011年12月22日更新]引用ここまで今という時代を検証するためにも、あの時代のことを映画を通してもっと知っていきたいと思います。とりあえず２本をＵＰ。
- 明けましておめでとうございます
  気がつけば２月。寒いと、ただでさえ重い腰がますます重くなり、放置しておりました。猛威を振るっているインフルエンザにもかからず、元気にしています。さて、寒くて気が引き締まっているうちに、今年の目標を記しておきましょう。今年の目標は「動」１ヶ月過ぎてすでに達成できていませんが、心がけていきたいです。具体的には３つの「動」体を動かす「運動」この歳になると健康第一。そのためには、もうちっと体を動かさなければいけませんなぁ。年々「面倒くさい」に支配されていくので、何とか阻止せねばと考えています。心を動かす「感動」映画館に近い環境にあるので、映画をできるだけ観に行く。ライブにも、舞台にも、コンサートにも、できるだけ足を運んで刺激を受ける。本を読む。自分は一度読んだ本はほとんど読み返さないんだけれど、途中までしか読んでいない本を含めて、１２冊を本棚からセレクトしました。これを今年中に読み直したい。頭を動かす「行動」学ばなければならないことがまだまだあります。仕事にしても無難にこなすことは出来るようになりましたが、色んな活動をして学んでいきたいです。東北へ旅行に行く。寒いの嫌いなので、南の島に興味はあっても、北の土地はただただ畏怖の念を抱くだけでした。震災復興のささやかな行動で、ぜひ東北へ旅行に出かけたいと思います。震災に学ぶという意味で、我が家の「非常持ち出し袋」を整備したい。以前からやろうやろうと思いながら、非常食を購入したところで止まっています。内容を考えて、選んで、揃えて、持ち出せるようにしたいです。さて、絵に描いた餅となるかも知れませんが、とりあえず餅の絵は描きました。（もう２月ですが…）皆様にとっても、笑顔と実りの多い一年となりますように！！
14Nov
- 車検
  車に乗るのが大好きです。「乗る」と言うより「操作する」のが好き。オートマではなくＭＴの車に乗っています。しかし最近は、歳をとって「めんどくさい病」にかかってしまい、なかなか遠出しません。いかんな。今月は２年に一回の車検の月。昨日の夕方、赤いデミオくんを家の近くのディーラーに持っていきました。車検は、ガソリンスタンドやカー用品店で受ければ安くでできるかも知れませんが、自分はディーラーに持っていきます。車屋さん好きだから。今回も見積もりに持っていったときに、ショールームに展示されている車をぐるぐるグルグル見ていました。代車を準備していてくれて、シルバーのニューデミオでした。かっこいい。今日は珍しく平日の休日で、本当は釣りにでも行きたい気分だったんだけど、昨夜飲み会だったのと、代車で運転に自信がなかったのとで、天気良いのに出かけませんでした。単なる「めんどくさい病」だったんだけどね。夕方、整備が終わった車を取りに行きました。自賠責や車検手続きの費用などを入れて総額１２万５千円。車は洗車した上に、たくさん付いていたかすり傷をタッチペンで塗ってくれていました。きっと車好きな整備士さんが、傷だらけのデミオくんを見るに見かねて修理してくれたんだろうな。こういうところがディーラーさんのありがたいところです。以前も、安物のホイールキャップを付けていたら、１つだけ取れてどっかにいてしまい、かっこわるい感じになっていたまま車検に出したら、「お客さんが新しいホイールキャップを付けて、置いていった古いキャップがあったから付けときました」って純正のホイールキャップに付け替えてくれたことがありました。ありがたい。エンジンオイルもかえて、タイヤもローテーションし、何だかご機嫌だったので、ちょっと遠出して牛丼の吉野家で夕食を食べて、温泉に入って帰ってきました。安全第一！！で楽しいドライビングライフを送りたいものです。
07Nov
- ツレがうつになりまして。＆奥田民生ひとり股旅＆ステキな金縛り
  今年の秋は暖かいですな。まだ半袖で過ごしたいくらい。文化の秋ですが、最近本は読まないので、映画を観ます。ツレがうつになりまして。「ツレうつ」です。細川貂々のベストセラーコミックエッセイの映画化。原作は読んだことありません。堺雅人さん大好きです。笑いながら困った顔をする天才！（なんじゃそりゃ）宮崎あおいさんも、ドリのＰＶに出て以来、勝手に応援しています。かわいいよね。「うつは心のカゼ」と言われますが、自分の周りにも、心が疲れて休職している人がたくさんいます。昔に比べて認知度も高くなって、無理しなくなったのは良い。つい「頑張らなきゃ」「どうにかしなきゃ」って焦るもんな。実際は、映画ほどうまくはいかないかも知れないけれど、周りの理解って大事だよね。仕事の中での自分の代わりは、いる。「自分じゃなきゃ」って思っていても、いなければいないで、どうにか回っていくもの。でも「自分」に代わりはいない。無理して乗り越えられるほど今の世の中は優しくない。take it easy！！奥田民生「ひとり股旅」奥田民生のファンで、ユニコーンのライブにも連れて行ってくれる友人から誘われて、厳島神社で行われるライブの生中継を映画館で観ました。昔、吉田美和ソロライブを同じ方法でやった記憶がある（観に行けなかったけど）。３０００円だったかな。ｅ＋でチケットを取って、映画館で座席指定をします。一人っきり、ギター一本での弾き語りだったので、立ち上がってノリノリにはなりません。ふかふかのイスに座って、俯瞰もアップも観られる特等席って感じ。大きくて多方向からのスピーカーで、音も良く臨場感もある。画像も衛星放送（生放送）とは思えないほどの美しさ。奥田民生がどれだけギターが上手くて、どれだけ作曲に長けていて、どれだけ歌が上手いかがよく分かりました。基礎があるから、コミカルな曲もやれる。バラードからアップテンポまで、たっぷり堪能しました。ＤＶＤやレンタルに押されがちな映画館が生き残るため、３Ｄと共に注目していきたいライブ上映です。ステキな金縛り三谷幸喜作品です。いつも楽しませていただいています。まずは出演者が豪華！！「踊る大捜査線」の深津絵里さん。吹っ切れた思い切った演技が気持ちいい。中井貴一さんは、器用に幅広い演技をされます。「落ち武者が見えない」という演技も難しいけれど、「見えている落ち武者を見えていないように演技する」というややこしい設定が、きちんと伝わってきました。すごい。阿部寛さんは、コミカルな二枚目のはまり役。「トリック」の役の方が好きだけどね。西田敏行さんは、「きっとアドリブだろうな」っていうセリフが振るっている。人間味が染み出した、ほんとうに素晴らしい俳優さんです。脇を固めるのも、小日向文世さん、竹内結子さん、浅野忠信さん、市村正親さん、そして忘れちゃいけない戸田恵子さん＆佐藤浩市さん。蒼々たる面々です。なぜか起用されてたＫＡＮさん、草なぎ剛さんもナイス。つよポンは、「良いパパ」のイメージがどんどん付いていく（いいのか？）。三谷さんの作品は舞台も観てみたいな。小難しいことを考えずに、素直に楽しむがよろし。１１月１２月も観てみたい作品が目白押しです。１０００円で観られるサービスも増えているので、みなさんも是非、映画館へ足をお運び下さいな。
04Oct
- 韓国旅行２０１１④
  ８月９日（火）　３日目この日は１７：００仁川空港発の飛行機に乗って帰国します。１３：００にホテルに迎えが来るとのこと。朝食は、昨夜コンビニで買ったパン。荷造りをしてチェックアウト。フロントで荷物を預かってもらいます。日本語が通じて良いホテルでした。一路、徒歩で明洞へ。道もだいぶん分かってきたし、親しみやすいアジアの人々と町並みで、海外という気がしません。言葉もほとんど不自由することはありませんでした。一番日本語が通じなかったのは、ロッテデパートの免税店ではない方のルイ・ビトンのお店かな。普通のお店の人も、日本語が上手かったです。ソウルを歩いたり、明洞で買い物をして思ったこと。その１；プレゼント攻勢がすごい。歩いていても、店に入るだけでも、もちろん何かを買っても、コスメの店を中心にいろんなサンプルをたくさんくれます。観光客だけかな？その２；ロッテがすごい。日本でロッテといえば、ガムをはじめとするお菓子のイメージしかないけれど、ソウルでは至る所にロッテのビルやお店がありました。恐るべしロッテ。その３；中国人の勢いがある。中国からソウルには飛行機で観光に来るらしいですが、どこでも中国の人たちの勢いの良さを感じました。伸びゆく国ですなぁ。その４；安いのは免税店だけ。韓国は物が安いイメージがありましたが、安いのは免税店のブランド品ぐらい。もちろんご当地の食品はお菓子なども含めて日本で買うよりは安いけれど、服や靴、時計などはブランド品でない限りさほど安いとは感じませんでした。円高の恩恵もあり、バーバリーで両親に服を買いました。その５；食べ物がおいしい。ほとんどがツアーに組まれていた食事だったので、日本人好みの味にしてあったのかもしれませんが、どの食事もおいしかったです。味がしっかり付いた肉。ご飯も、キムチも、たくさん出される小鉢もＧｏｏｄ！ごま油がおいしいのかなぁ。はずれがありませんでした。最後の日の昼食は自力でどうにか探さなければいけなかったのですが、自分が「トッポギが食べたい」とうなされたように言っていたので、トッポギが食べられそうな店を明洞で見つけて入りました。看板にメニューが日本語で表示されていたので、きっと大丈夫と飛び込みました。お店の人も親切に対応してくれて、ラーメン入りのおいしいトッポギと石焼きビビンバを食べました。思いつく韓国料理は制覇した気がします。韓国料理バンサイ！！明洞で最後の買い物と昼食を済ませホテルへ戻る。荷物を受け取って、空港行きの送迎バスに乗り込む。途中、おみやげ屋さんに寄ってから空港へ。出発のだいぶん前に空港に着いたので、のんびりと空港内を散策。免税店で買った服は、空港内で受け取ります。１００００ｗｏｎ札と１０００ｗｏｎ札、５００ｗｏｎ、１００ｗｏｎ、１０ｗｏｎ各硬貨を一つずつ残して、ウォンを使い切ってしまいます。町中にもレートが良い両替所が多くて、少しずつ必要なときに両替が出来たので便利でした。１７：００ソウルを飛び立ち１８：１０福岡空港到着。近いです。初の海外旅行にソウルは最適でした。時差はないし、アジアだし、日本語は通じるし、料理はおいしいし、言うことなしでした。韓国の近代化や伸びゆく勢いも感じることができました。日本をやっつけた英雄の像があったり、植民地時代の影響が残っていたりもしましたが、これから隣人として良い関係を築いていけるといいな。後日談。ほとんど内容が変わってしまった２日目のオプショナルツアー。帰国後にＨＩＳから「どうでしたか？」と電話がかかってきたので、連れが事の顛末を話したところ、確認をした上でオプショナルツアー代の半額が返金されました。チャングムのテーマパークに入れなかったのは天災だから仕方がないとして（かわりに北村散策に案内してくれたし）、定休日の確認が出来ていなかったのはこちらの落ち度だと。確かに。楽しかったから良かったけどね。旅費は一人８万ぐらいだったかな。こんどはどこに行こうかな？さすがに一人は心細いしなぁ。みなさんのおすすめの国はどこですか？

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