多くの少年が憧れる。それに例外なく、16歳になった山兄少年はオートバイに乗りたかった。

しかし、当時『3“ない”運動』とかがあって、高校に通っていると自由に運転免許が取れる時代ではなかったし、未成年で生活力も無いので 駄目元 で山親父に「免許取らしてくれ」と話してみた。

結果は もちろん“駄目” ―― そのヤリトリは鮮明に覚えている ――


 山兄 // バイクに乗りたいんやけど、、、免許取ってええか?

 山親父 // なんでや? なんで乗りたいんや?

 山兄 // なんでって、乗りたいからや。

 山親父 // お前の高校は校則で禁止されてるんちゃうんか?

 山兄 // そやけど・・・・・。

 山親父 // お前が、その高校に通う、って自分で決めたんやろ。 入学のとき

      「当校にはこのような規則(免許取得禁止)があります。承諾書に署名の上、
       入学を希望してください。」

      っていう紙にサインしたやんけ。 わしもお前も。

      その規則が エエモン やとは思わん。せやけど、“守ります”って約束したなら、守れ!

      それに、その程度の約束を守れんような奴が 人身事故なんて起こしてしもて、
      責任取れるとは思えんな! そんなもん、親父としても あかん!! に決まってるやろ。
      高校出て17か18か、それから もっぺん考えたら ええ。


まるで、“ダーティー ハリー”か“エリオット・ネス”のような 意見方針に、そのときは 一言も言い返せず。納得するしかなかった。

 時が経ち、卒業はしたものの『大学浪人』。 それでも

 山兄 // 免許、取ってええか? とりあえず、原付。

 山親父 // 好きにしたらエエやんけ。 で、バイクは なにに乗るねん?

 山兄 // 山親父の JAZZ 貸してくれや。

 山親父 // チッ! しゃーない。 保険はしっかり入れよ、金無いやろから“貸し”や!!



すかさず、門真運転免許試験場へGo! 免許をもらって ニコニコ v(o^-^o)v

帰宅後、ちょっと乗って。 翌日にはミナミの予備校まで行こうとしたら、

 ガッシャーン!

 自宅から5Kmと走らないうちに 転倒・・・夏場で Tシャツにグローブもせず (←なめてました)乗ってたので、擦り剥きまくりの血まみれ。

借り物のバイクを傷だらけにしてしまったし、痛いしで、乗って帰ることも怖くなり。

押して歩いて、山親父の工場まで・・・。


 山兄 // ごめん。 て傷だらけにしてもた。

 山親父 // アホや。 どんくさぁ、イッタそうやんけ。 ニヤニヤ (^^)

 山兄 // (ムカッ!!)

 山親父 // チャリンコとは違うんじゃ! アホやなぁ。 手当てして、帰れ。



 15年以上も前の、蒸し暑い今頃の季節の出来事。。。。