その日の夕方には姉も弁護士からの
封書を確認して、一緒に
『相続放棄』 の手続きをすること
になりました。
FPや不動産や保険の勉強で
相続放棄という言葉は知って
いましたが、まさか自分が
当事者になるとは考えていま
せんでした。
父と最後に会ったのは小学1年
の頃だったと記憶していますので
もう40年以上も会っていません
でした。
高3の時に運転免許の取得費用を
無心したのが電話で話した最後です。
たまに思い出すことはあっても、
会いたいとは思いませんでしたし、
どこに住んで居るのかも知りませ
んでした。
弁護士からの通知で父の死を知る
ことになるとは複雑な心境でした。
兎に角、弁護士事務所に電話して
『姉と共に相続放棄する』 旨を
伝えました。
すると後日、弁護士事務所から
ラブレターが届き
『電話では証拠が残らないから
書類で送れ』 とのことでした。
しかし、それは見なかったことに
して、着々と相続放棄の手続きを
進めました。
続きはまた後日に!