*えりぃ*さんの憧れの男性について
ガッチリした体型で男らしい感じの男性が好みなようです。

それでは次に、それぞれの項目について詳しく分析をしてみましょう。まず、雰囲気ですが、えりぃさんの場合割と明るい男性が好みのようです。
次に知的属性評価ですが、バカでは困るのですが、時にバカになれるようなそんな男性が好みなようです。
そして、割と真面目な男性が好みです。小さい頃学級委員長などに憧れたのが初恋といった感じです。
男性の体型に関しては、かなりガッチリした体型が好みなようです。太い腕に抱きつきたい!と思っているのがこのタイプです。

さて、見た目からみた男性的な傾向ですが、かなり男らしい男性が好みです。非常に献身的な女性に多いタイプです。ガッチリした体型が好みのあなたは、プロレスラーや格闘家がかなりツボなはずです。
次に顔的な好みですが、かなりさっぱりした、しょうゆ顔が好みなようです。
そして、割と童顔が好みなようです。まあ一般的な女性の平均です。

そんなあなたにオススメなのは…

1位 滝沢秀明 (277.5点)
2位 坂口憲二 (273.5点)
3位 石橋貴明 (272.7点)

【 憧れ男性ちぇっく http://checkit.name/ 】

めちゃ当たってるー!得意げ

だだ、タッキーはあんま好きじゃない(笑
その夜、あたしはいつもの様に二子玉川駅から徒歩10分の女子寮へ帰る途中だった。

最近ここ世田谷区では女子大生が相次いで襲われる事件が多いみたいで正直怖い。
しかも被害者の一人はあたしの住む女子寮の先輩だった。後ろからゴミ袋を被せられ、暴行されそうになったところを間一髪助けられたらしい。

週末は渋谷のコールドストームでバイトをしていたから、帰りはいつも11時を過ぎてる。
もう一年も同じ生活だから慣れっこだけど、最初はさすがに一人では帰れなかった。大智に頼んでは家まで送りに来てもらったっけ。そんな大智とは1ヶ月前に別れたばっかり。あたし、振られたんだ。

あたしはいわゆる帰国子女と呼ばれる花の女子大生とは全然違う。地味だし、自己主張出来ないし、得意なものは「英語」くらい。中学から始めた陸上だって、才能がないっていわれ続けてきた。それでもあたしはすごく環境に恵まれていたラッキーだったんだと思う。陸上部の仲間と過ごす時間はとても楽しかった。長距離では自分との戦いだから、熱い気持ちを持った人たちがわたしに刺激をくれた。充実してたんだと思う。そんな中でも、ビリ以外の成績は残したことなかったけど。

よく天然って言われる。でもその意味自体が分かんない。英語には天然なんて言葉は存在しないもん。Naturalって言ったら自然て意味になるし、out of your mindだったら馬鹿にされてる気になる。天然っていいニュアンスで英語で表せないのかな…。
とにかくこんな余計なことをずっと考えていた。だって、そうじゃなきゃ徒歩10分の寮がすごく遠く感じるんだもん。
寒いよ。怖いよ。大智がいたらいいのに…。そんな思いがふと過ぎる。
「好きな人ができたんだ」
彼の言葉はショック過ぎて、泣くことも出来なかった。でも言い返す事ももちろん出来なかった。明るくてムードメーカーな存在だった彼、あたしには正直勿体無いと思った。
だからあたしは
「うん」
と彼を送りだした。彼が幸せになることがあたしには幸せだったと思ったから。でも、それでも…今でも忘れられない。

多摩川から直面する風で、あたしの150cmの身体は身震いした。

その瞬間…「あれ?」不意に立ち上がる人影が見えた。見覚えのある顔…。

陸上部の緒沢拓馬先輩だった。


慶鷹義塾大学で彼の名を知らない人間はいない。キャンパスネットで毎年必ずインタビューされるくらい周りは彼を追い続けていた。「今年の目標は?」
180cmの身長に適度な筋肉、ぱっちりとした黒目がちの二重も鼻筋の通った鼻も一切くずさないまま
「いやあ、自己記録更新ですかね」と平然と答える。
しかも容姿同様、彼の身体能力は抜きん出ていた。練習中は、新しい記録を次々と叩き出していて、まさに陸上部の星だった。

大学に入ってまもなく知り合った梨衣名は、たまたま同じクラスで陸上部出身だったから仲良くなった。今時のピンクブラウンにカラーされたミディアムボブにmoussyのシャツワンピが合っている。あたしとは対照的で積極的な性格。最初に声をかけたのも、もちろん梨衣名だった。
緒沢先輩の存在も、サークルで次々と人脈を広げていった彼女が教えてくれた。

でも、そんな緒沢先輩が…いつもと違ってびっくりした。でも本当に先輩?暗いから分からないけど、中年のおじさんを睨んでいる。獲物を狙った狼みたいに。
「ハードルの緒沢さん…ですか。」
今にも喧嘩を始めそうな雰囲気。逃げ出したくなったけど、彼の肩があたしの声とともにピクリと動いた。

やっぱり緒沢先輩だ。少し安心した。

その奥から一瞬何かが見えた。動物…?

バシャーン。水しぶきが聞こえた。あれは…

「…イルカでしたよね。今の。」


家に帰ってからも、この出来事が頭から離れなかった。
あの後先輩は、私に答えることなく
「暗いからもう帰れ」と一言添えた後、闇の中へと姿を消してしまった。
なんだったんだろう。

シャワーを浴びて、いつもの様にベッドでうつ伏せになりながら肘を立てて考える。家族はこれを「考えるポーズ」って呼んでたな。

うーん。気のせいだったのかも。唐突だったし、変な事言うから先輩も返す言葉が無かったのかも。
そうだありうる。多摩川にイルカを見たとか言っても誰も信じられるはずがないのに!
どうしよう、あたしの顔なんか覚えられてるはずがないのに、変な事言っちゃった。
忘れなきゃ。寝なきゃ。

いつの間にか考えるポーズが寝るポーズに変わっていた。朝起きたら腕がしびれて10分くらい動けなかった…。
無題の恋
~~~~untitled love~~~~



俺はその夜、多摩川の都市伝説と呼ばれる神秘的な旅人とともに過ごした。

なんだソレ?と言う奴らなんぞに説明なんかする必要はない。どうせ諸君にも到底理解出来ないであろうから余計な時間を費やしたくない。
しかし世田谷区の住民と戯れることが出来るとは…都会慣れしている動物もいるだと感心した。

「毎年寄るのが習慣なんですよ」

と言って、3年前にこの場所に現れた。いや、川原で佇んでいた俺を彼が見つけたと言う表現の方が正しい。

ここで心に刻んでおいて欲しい。それは諸君、この話が嘘だと言うのなら笑えばいいという事。鼻で笑ってっ見て見ぬ振りをするのだ。彼と接する俺はそこらのいわゆる「凡人達」にはイカれて見えるらしい。だからどうした、勝手に言ってろ。貴様らには一生理解出来ない。俺の夜を駆け巡る野獣以上に鋭い視覚あって初めてこの神秘的な体験が出来るのであるからな。

ちなみに、もし貴様らが今考えている彼が、数年前に多摩川で出現して話題になったアザラシの◯マちゃんと思ってしまったら…それこそ鼻で笑う価値がある。メディアの信者か。まったく浅はかな想像力だ。

「彼」すなわち「イルカ」の話にはケタ違いの価値がある。

彼は続ける。
「緒沢君、君には分かるだろう。東京で自己中心的に生きている愚かな人間達の悍ましさといったらもう…心が痛くなるよ」愛くるしいその目には、俺は深く同情した。去年のクリスマスイブに彼女に振られたと涙をこぼした哀れな友、靖之の姿よりもよっぽど共感出来る。
それにしても…

今宵の夜は 猫でも魅入ってしまい柱にぶつかるほど 月が燦々と照らしている。

人間よりも優れた感性を持つ動物達を次々と絶滅させるとは、何たる神経。最近ではエコ活動が盛んだとかくだらんニュースを「テレビ」でやっているが、そんな話はどうでもいい。森林伐採の反対活動はしてもアフリカに住む民族の生活を憐れむ。結局は自分たちのセーフティネットからは離れられないのではないか!まったく反吐が出る。

何時間そこでやり取りをしていたかは分からない。3時間は平気で経っていた。何故なら辺りは既に闇に包まれていたのだから。ふとジョギング中の中年男が俺の真横で空き缶を投げ捨てた。俺の真横で。ますますイルカが苦しそうな声を漏らす。同時に俺の怒りは頂点に達した。立ち上がり、怒りのボルテージをぶつけようと口を開いた瞬間だった。

「すいません」

突如声がした。後ろからだった。

「あ、あの」

時間など存在しない私の世界にやすやすと入り込む輩がまだこの世界にいたとは。
舌打ちして俺は足を進めた。話すことなど何もない。その間にすでにイルカが驚いて逃げ出していたのだから。

「ハードルの緒沢さん…ですか。」

その言葉に俺はついに振り向いた。そこで見た顔にちょうど月の光が当たった。細く小さな身体。真っ直ぐ伸びた黒髪。漆黒の瞳がじっと見つめる。次の瞬間彼女は思いもよらない言葉を放った。

「…イルカでしたよね。今の。」