なんでか、やめられへん
好きでやめられへん

でも悔しくてしょうがない
辛いよなぁ。

一つ一つ壁を乗り越えて行くしかない

今日のNHKの朝ドラ
「ブギウギ」のセリフです。

心に刺さり、ジーンとして
3回も見ては、泣いてます。

私は今、先生として、振付家として
生徒たちに教えたり、作品を
作ったりしています。

かつて、私も小さい時は
ただ、ただダンスが好きで
踊る事が好きで
やめられませんでした。

背も低く、足も短く
どうやってもダンサー体型では
ないけれど、師匠の創る
作品が大好きで、いつも
端の方や奥の方で
踊っていました。

いつか、端から真ん中に
行きたいと思っていても、
私がいる世界はプロの世界。
悔しくて辛い事も
たくさんありました。

私の強みは何か?
自分の個性ってなんだろう?

ある時、調布で行われる
ラテンダンス関係のステージの
お誘いが来ました。

子供達を出してみようと
思い、エントリーしました。
チケット代もかかるプロの舞台。
主催者にビデオを送ると
「これでは、出せません」
悔しくて、みんなで必死に
練習しました。

子供達といえども、
プロとして扱い、
手抜きは許されず
先生も生徒も、保護者も
血まなこです。

コンクールに出すくらいの気持ちが
入ったリハーサルでした。

本番当日

可愛い衣装で子供達が出ると会場は
ワーッと湧きました。
最初は、喜んで観ていたお客さんたち

あまりの子供達の迫力ある踊りと
小さな身体いっぱいに
必死で思いを伝えようとする姿
転んでも立ち上がって踊る姿
(リノリウムは無く、板張りの上で
バレエシューズ、滑ります)
笑顔、笑顔

その姿に、ほとんどのお客様は
最後は笑って、泣いていました。

あんなに感動を伝えられた
ステージは、この時が
一番だったと思っています。

それから、私たちのチームは
あちこちに引っ張りだこに
なり、1ヶ月に一回は
どこかのラテンのステージに
呼んでもらっていました。

オルケスタ デラルスや
宮沢和史さんと
共演した事もあります。

キューバンダンスコンテストで
優勝し、キューバ公演も
しました。

私(富田雅美)の強みは、
子供達の笑顔を引き出し、
最大限に魅力的に魅せる振付と
指導である、と思っています。

今回はラテンダンスバージョン

次回は、モダンダンス での
活躍について書こうと
思ってます。


調布のダンス教室
富田雅美ダンスユニット