



だからなんだってことですが、足のグワイは去年より良くなってるんですね。具体的にどうなってというと難しいが、力が入るようになった感じね、自分の足になってきたって感じ。
以前はそれこそ義足がついてるような感じだった。それが力強くなったって感じだな。
「自主トレ」は退院後も細々とはやってたんだが、スクワットに加えて最近は「その場はやあし」を15分間やっている。
入院時から疑問だったんだが、骨を折ってなぜ急に筋肉もやせてしまったのか。外傷はないのになぜなのか。骨折のない右足はなんともない。骨折がソク筋肉の減少につながるのか。
歩かないから筋肉が減少するのはわかるが、だとしたら右足も同じだろう。しかし筋肉は左足がひどく減少する。
足は普通、膝を境にももの方が太く、膝下が細い。ワシの右足も当然そうなってるが、正面から見ると左足はなんと、膝下のほうがモモより太く見える。
両手でつかんでくらべるともも側のほうがやはり少し太いのだが、見た目は逆に見える。右足はそういうことはない。だから左足はその差が小さいのだろう。
ここらへんのところなどもDRは全然説明しない。ワシも聞いておけばよかったとは思う。しかし、これはワシだけの特異現象ではないのだろう、回診時にはDRはよく両手で左右の足の膝上の太さの違いを診ていた。
だから、「これは特別なことではなく、DRも承知のことなんだ」と思ってわざわざ訊いたりしなかったのだ。
で、退院時より去年のほうがよくなり、去年より今年のほうがよくなっている。
それでリハビリのユキちゃん先生を思い出して年賀状を出そうかと思った。退院時よりずいぶんよくなっていると実感したからなんだが、出したはいいが「だれなのこれ」なんて思われるのがオチだろうからやめた。
ワシはこの骨折が重症だとわかり、治癒しても歩行に困難が生じるとわかったとき、正直言って寿命も短くなると思った。それは今も変わらない。病気でなくても「人間は歩けなくなったら死ぬ」と言われている。だから足って大事なのだ。
現在、ワシの寿命は確実にケガの前に比べたら短くなっているだろう。もっとも仮定の、また仮定の話だから答は出しようがないが、よくはなっているから悪くならない程度に努力したほうがいいだろう、そう思う。
それにしても退院後の「アフターケア」ということは不用なんだろうか、なんにもいってくれなかったが。多少は注意事項なんてあるんじゃないかなあ。それも不用ってことだろうか。
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◎全然関係無いけど、リハビリで担当になったユキちゃん先生は滝川クリステル似でかわいいんだけど。初対面のときから、クリステルに似ているなと思ったのも事実だが、もっといえばクリステルがハーフなようにユキちゃん先生もちょっと日本人バナレした顔つきだった。
ワシはもともと日本人のルーツを探るというような話は好きで、そのせいで、ユキちゃん先生もご先祖に中東系の渡来人がいるのではないかと勝手に想像していた。西欧人というより中近東、中央アジアといった感じなのだ。
まずスラッと背が高い、眼が切れ長ですこしたれ眼、鼻が少しかぎ形で長い。肌は白い。カザフとかキルギスとか、そういうような国の町で見かけるような顔なのだ(もちろん行った事はないが、TVで見るくらい)
生まれはどこかなんて聞いたことは無い。どこかに書いたが話し好きのおっちゃんがユキちゃん先生は岡山出身だと聞きこんだという話入院中に聞いた。
そのときワシは、日本人バナレした顔つきは東日本に多いという先入観があったので、「中東風」というのはアテが外れたかと思った。
だが、最近、ネットで日本人のルーツについてアチコチ関連のサイトを見ているうち面白いのを見つけた。
それは渡来系の豪族秦氏一族の「秦王国」というものが、瀬戸内海沿岸、中国地方にあったというのだ。現在の広島とか岡山あたりにあったらしいということだ。
これはもしかしてもしかするだろう。秦氏というのは朝鮮半島から渡来したが半島人とか朝鮮系ではないらしい、むしろペルシャとか中東の一団であったという資料もある。
これは無論想像だがユキちゃん先生のご先祖は遠く中東を出てきた秦氏一族ではなかったのか。姓はハタではないが。また、秦氏そのものも中国や朝鮮ではなく中東を起源にしているということになる。
だいたい、ネットであーだこーだという推測は多いが、現在の住人に直接聴取した文章は無いのだ。だからむしろワシの推測が直接に証明することになるのではなかろうか。
これはこれからも追求したい。ユキちゃん先生がDNA鑑定して民族系統を調べれば面白いだろう。岡山や広島に行って現地調査するのも面白いだろう。
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ワシが若ければ勘違いしてプロポーズするところだが、ユキちゃん先生がよくワシに「足が長いから」と言ってたことを思い出す。
ワシは別にそんなことはなんとも思わないしユキちゃん先生もワシにお世辞を言ってるわけでもないだろうが、ときどきそう言われた事を思い出す。そしてどうしてそう思うのだろうと考える。もちろん患者の様子を見るのはプロだから、遠目で見てもわかるだろうが、それだけでなく、リハビリで、よく台に腰をかけることがあるが、そのとき隣にユキちゃん先生も座るが、そのとき坐高、肩の位置がユキちゃん先生と同じになる。
ユキちゃん先生も足が短いわけではない。むしろスラッとしているほうだが、座ると坐高の高さはワシと同じになる。そのあと立ち上がるとワシの方が10センチ位は高くなるので「証明」されるのだ。
そんな光景をなつかしく思い出す。