


岩本徹三の本のことを書いたので、坂井三郎の本についても。
坂井三郎にはもともと「坂井三郎空戦記録」という著作があって、それをもとに英文の「SAMURAI」が出されたが、それが逆輸入される形で日本でも「大空のサムライ」とベタな題名に改題された。と、ワシは考えているがどうだろうか。
坂井の著作が海外でも読まれていることはよく知られているが、実物と言っても単なる本だが、ワシが持っているその米国版の1冊を出しておきますね。
ワシのところにあるのは安っぽいペーパーバックだ。他の装丁もあるのかは知らない。内容的にも「アメリカ的表現」になっている。
アメリカらしいと思ったのは、発行者のマーチンケイディンが、有名な坂井のエピソードのポートモレスビーの敵基地上空での宙返り事件を、当時の米軍の基地員に聴取し、事実であった事を確認していることだ。
表紙はカタキ役のP40が正確に描かれていてしかも穴だらけになって墜落するのはともかく、向こうに小さく見える零戦と思しき機体は米軍がダッチハーバーで捕獲した「古賀の零戦」に施された「米軍の塗装」になっているところが面白い。
それにシャークティースのP40と坂井が戦闘したかどうかもちょっとあやしいと思うが。で、またご覧のように本の背表紙を開くと1枚の絵になるところも面白い。
これもネットで調べて見たが、現在古本で出ているものは写真が使われていて面白味は無い。米軍機がやられているというのがよくなかったのか。それでもそっちのほうは9500円とか11000円という値段がついている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9D%82%E4%BA%95%E4%B8%89%E9%83%8E