







旅も後半。課題は鞍馬寺だ。ガイドを見ると山がちの場所で徒歩の部分がかなりあるような感じ。一応行ける所だけ行こうと出た。今出川通りから賀茂川沿いの道、賀茂街道とかを行って上賀茂神社を過ぎて県道38を行く。
が、山道に入ったところで怪しかった空から雨粒が落ちてきた。これで断念。まだ修行が足りんということか。もどれってか。
戻って北大路通りを西進。金閣寺、竜安寺周辺は修学旅行生を運ぶ大型バスがラッシュ状態。竜安寺がいいかなと思ったのだが、入る気がせん。雨は途切れて大丈夫そう。鞍馬寺のいじわるなのか。
で、転法輪寺。仁和寺の東隣。ここには7メートルもあるという阿弥陀坐像があるらしい。山門を入るとすれ違いに出てくるオヤジがいた。ちょっと気になって「ここは入れますか」と聞くと「しまってて・・・」とかなんとか要領を得ない。
寺内は狭く、かまわず入って行く。すぐ左手に本堂、向かいに住宅風の庫裏があって玄関にブザーがある。それを押すと女性が出た「阿弥陀様は公開されてますか」と聞くと公開はないという。
仕方がない。戻ろうとするとさっきのオヤジがまだいてやりとりを見ていたようだったが「公開はないそうですよ」と言ってあげた。ほんとはあんたがやってるはずだろとつっこみたくなった。
転法輪寺から少しさがって蓮華寺。小規模な寺。境内入るとすぐに石仏が整列している。五智如来像(写真3,4枚目、大きい写真)。薬師如来、宝生如来、大日如来、阿弥陀如来、釈迦如来。これらのほかにも石仏群がある。観音坐像等11体(写真2枚目)。これだけの石仏があるのは珍しいだろう。
これらの石仏群の由緒を刻んだ石碑もある(写真5枚目)。
真言宗別格本山。本尊は五智不動明王。大同元年(806)、弘法大師が感得した不動明王を石に刻んで尊祀したのが始まりというが、実質は天喜5年(1057)、藤原康基がその不動尊を奉祀して蓮華寺として建立した。
その後、徳治年間(1306~08)に後宇多天皇が中興蓮華峰寺と改称して住職となり、寛永18年(1641)、樋口兵太夫が五智如来等の石仏群を鳴滝音戸山に造立、荒廃していた伽藍・堂宇を再興し五智山蓮華寺と称した。というものだが、そのとき寺名が戻ったということか。
昭和に入り慈海上人が伽藍・堂宇ならびに石仏群を現在地に移転して現在の姿になったようだ。有為転変があったのだ。
当寺には「きゅうり封じ」として七月土用丑の日の行事が有名だという。
境内の隅には大きい錨が置かれている(写真6枚目)。大戦での学徒出陣の記念とある。