





大覚寺、念仏寺と来て、祇王寺。嵯峨めぐりのコースだ。
祇王寺は大覚寺に属する尼寺ということだ。じつは大覚寺を拝観するときに祇王寺もセットなら割引になっているのだ。大覚寺が500円、祇王寺単独では300円のところセットなら600円なのだ。
ワシは行くつもりだったので当然セットメニューにした。逆はどうなんだろう、祇王寺から行った場合はセットにならないのか。わからん。でもこれはアイデアだね。さすがだよ大覚寺。
しかし、祇王寺。これはいわゆる寺じゃないよ。白拍子の祇王が母親と隠棲したといういわれを知ればわかるが、その生活を守るために寺ということにしたのだろう。いかにも住居然としている。
大覚寺は現在に至っても保護しているが、そこに歴史が生きている。
この陋屋とも言える家の前に立って、息がつまるような感じがした。あの大覚寺を見たあとだからね。ただ、この建物自体は明治になって寄付をうけたものだという。
もともとの建物は荒廃というから、それさえもわびたもので現在と似たような建物だったんだろう。当時としては住む家があれば良い方ではあったろうが、近親者が見たら泣いたかもしれない。
室内にともされた白色電球1個が妙に効果を出していて、なんだか当時から祇王が使っていたような錯覚をさせた。うますぎるぞ。
それにしてもこんなところで母娘二人でひっそりと暮らしたなんてさぞかしココロ細かったことだろう。畑の写真は二人がかつて眺めたであろう景色だ。