
入院すれば当然、看護婦さんが一日に何回かは「訪問」に来る。ヘタな妄想は別にして、たとえ事務的に脈をはかりに来るだけでも、一縷の慰めになるということが今回よくわかった。
しばらくして気づいたことのひとつは「忘れ物」が結構ある、ということだ。
朝、検温に来るが体温計を渡され、計り終えたころを見計らって看護婦さんが再度廻って来て体温を聞くのだが、これが不思議に終日ついに体温を聞きにこないと言うことが何度もあった。渡された体温計も消灯時に見回りに来た看護婦さんに「忘れ物」とか言って渡したり、そのチャンスがなければ翌日まで自分で持っていたりするのだ。
確かに、自分だけでなく外科の患者は手術が終わって処置することもなくなればそれほど神経質に体温など計る必要は無いだろうとは思う。がそれは忘れたものか、他に緊急の用事ができてこられなかったものか、まあ後者であろうと思う。しかし遅れても来ていいとも思うので他に用事ができてすぐには来られずそのまま忘れたとか、よくわからん。
その他には回診で包帯を替えたとき、はずした包帯を置き忘れていったこともあった。
また、処置したときのピンセット。血圧を測定したとき腕に巻くゴム製のチューブ,
名前がわからないが包帯を巻いたあとにおさえるアミ。などが多くあった。聴診器もありました。(医師でなく、看護婦さんが使っている)
ようするに看護婦さんは忙しいということだろう。きっと頭の中は仕事の予定でいっぱいになっていて重要度が低い問題は意識の外においやられるといったところでしょう。