ある日(というか今日ですが)私はサンクトの中心通りネフスキー通りをふらふらと歩いていました。
ネフスキー通りには、アパレルショップ(H&MやZARA等のカジュアル衣料品店から、MaxMaraやKENZO、COACHなどの高級店まで)やカフェ、映画館やレストラン、高級ホテルなどが軒を連ねています。
その日(今日)はお昼からとても天気が良く、いつも通りたくさんの人が通りを行きかっておりました。
ドムクニギ(ロシア語で”本の家”という意味ですね)というサンクトでも一番大きな書店に向かってとぼとぼ歩いて行くと、あるものの横を通り過ぎました。
なんだ、オリンピックのメダルか。
ロシアでオリンピックやるんだしメダルくらいその辺にあるよね。
そんなことよりなんで村上春樹はロシアでこんなに人気があるんだろう・・・・
首相のメドベージェフさんも読んだことあるって聞いたことあるし・・・
あと、なんでサンクトってこんなに寿司レストランがたくさんあるんだろう・・・
寿司っていっても、チーズとか入って入ってるけど・・・
んー・・・・
メダルねぇ・・・・・あれ?メダルってここソチじゃないし!まだオリンピック始まってないし!あまりにソチオリンピックのことを毎日考えすぎて幻でも見たか!
急いで確認をしに戻ると、確かにそこには悠然と光り輝くソチオリンピックのメダルが飾られています!
目が点になって呆然と立ち尽くす私に、お店の方が近寄って来て説明をして下さいました。
お店の方 「メダルが気になられますか?今回のソチオリンピックのメダルは全て弊社工場で作る予定なんですよ。」
ヤマダ 「そうなのですか!」「すみません。大変失礼な質問なのですが、こちらはどういったお店なのでしょうか?」
お店の方 「うちは宝飾品店なんですよ。」
ヤマダ 「なるほど。」
ということで。全てが明らかになりました。
こちらの<Адамас>というモスクワに本社を置く宝飾品店チェーンが、今回のソチオリンピックにおいて、メダルの製造を一手に担っているようです。
ちょっと調べてみると、こちらの会社の工房でのメダル製造に関するニュースが出ていました。
一つ一つ手作りで、材料に使われている銀や金は全てロシアで採掘されたもののようです。
(ニュース記事はこちらからどうぞ。)
それにしても衝撃的でした。多くの方がびっくりしたように立ち止まってメダルを見ていらっしゃいました。
娘 「ママ!ソチオリンピックのメダルが飾ってあるわよ!」
母 「何言ってんのあんた!ここはソチじゃなくてサンクトよ!」
母 「あらやだ。ほんと・・・・」
上記の様な光景が店の前で何度となく繰り返されていました。お店にとっては本当に良い宣伝ですね。
まさかソチオリンピックの前に地元サンクトペテルブルクでオリンピックメダルが見られるとは思いませんでした。あそこに飾られていたメダルも実際にソチで選手に授与されるのでしょうか。少しでも多くののメダルが日本人選手の手に渡れば良いですね!
今回も最後まで読んで頂いて有り難うございました!またお会いしましょう!
Пока Пока!