映画「百円の恋」。2014年、武正晴監督。

 

      

 

 三十を過ぎても実家で引きこもり同然の生活を続けていた自堕落なイチコ(安藤サクラ)。

 出戻りの妹と大ゲンカをし、母親からカネを渡されてアパートを借りることに。

 近所のコンビニで働き始めるうちに、近所のボクシングジムで練習に励む男(新井浩文)に恋心を抱くようになり、ほどなくして男女の関係になるが、男は試合に敗れて引退、イチコの元から姿を消してしまう。

 職場でのイライラもあってイチコはボクシングを始め、徐々にスキルを上げてゆき、懇願していた試合を組んでもらえることになる……。

 

 コンビニの店長や店員にしてもボクサーの男にしてもくせの強いキャラクターがそろっていて、それだけで観ていて飽きないのだが、主演の安藤サクラさんの演技がとにかく圧巻。

 最初はメタボ気味で登場してリングに上がるときには贅肉をそぎ落とした体型に仕上げており、ボクシング技術も最初は素人の動きだったのが終盤にはプロ並に上達しており、顔つきの変化もすごい。

 この人の演技を観るだけても値打ちがある作品だが、足立紳さんが担当した脚本が秀逸。

 あまり予算がかかってない作品だと思うのだが、能力のあるスタッフとキャストが集結するとこういう傑作が生まれるんですな。
 

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映画「百円の恋」予告編

 

 

 

 おまけ。多分、飼い主さんが乗せたんだろうね。おもちゃの犬も楽しそう。