スウェーデンに来てから1週間が経ちました。
三つのことを書きます。
・ちょっと帰りたくない
実はですね、ここに来るまでは、「スウェーデンという国に行くこと」にはワクワクしていなかったんですね。
そりゃいい国、綺麗な国かもしれないけど、だから?みたいな。
私は日々新しさのある、東南アジアの方がいい!なんて言って。
でも、やっぱいいわ。(単純か)
街中や建物はゴミひとつ落ちていないし、そこら中自然にあふれているし、自転車専用道路を爽快に走れば美しい街が広がっています。
まだ夏季だから少し暑いくらいに陽は差していて、それでいて全然湿気はないの。
朝は5時ごろから明るくて、21時過ぎまで夜の暗さにならない。だからパブのテラス席でおしゃべりしながら夜を過ごします。
みんな約束の15分前には自然と集まって、ゆったりとイベントは始まるし、何より人々の顔が何かに追われている感じじゃなくて、余裕にあふれてる。
うーん。なんだこの暮らし!
何にも追われず何も予定がない、っていう生活を送ることのゆとり感、幸福(?)を共有しています。
予定ややるべきことに生かされているのではなく、自分で、自分が生きてる!!!
・人種の壁/ヨーロッパ人の友達を作る方法
やっぱり人種の壁は感じます。
インド人や中国人、めっちゃ固まってる。
たまに中国人が中国人以外の人といると、あれ?って思うくらい。
というか、日本人というだけで、誰もが私に興味を持ってくれ、話題がたくさん生まれることってやっぱり幸運だなと思います。
例えば、言ってしまうと誰も「台湾人」には興味がない、というか、知らない。
でも日本のことはみんな知ってるし、好き。
だから私と彼らの間でコミュニケーションが生まれる。それゆえ私が日本人アイデンティティから離れられないというのはあるかもしれないけど。
もし今後みんながヨーロッパ人の集団を目の前にして、日本人が自分一人しかいなくて、そこでなんとか友達を作らないといけないという状況が生じたときのために、インターンやこの1週間で得たいくつかのヒントを不真面目に書き記しておきます。
(ヨーロッパ人とくくる時点でアウトだし、独断と偏見にあふれていますのであしからず)
- 自分から名乗り、握手の手を差し出し、話しかけるべき。
基本的によっぽど友好的なヨーロッパ人でない限り、自分からこちらに話しかけてくることはしません。なぜなら彼らはいつだってクールで、もし心の準備ができていないアジア人に話しかけて、相手があたふたしたりその対応に追われたりしたら、クールではなくなってしまうからです。
ですから、こちらがクールに会話を始めること、少なくとも、こちらに相手と話す意思があることを示しましょう。
- ヨーロッパ美女/イケメンは見た目に怖気付いてはいけない。
ありえないくらいの美女やイケメンはいるものです。
でも彼らは、初対面で敵意を示してくることなどまずありません。だってこちらは何も悪いことをしていないのだもの。
あなたとの会話の後、相手があなたと仲良くしたいと思うか、会話を続けたいと思うかは、相手が決めてくれます。
だからこそ、相手の見た目など全く気にしていません、私の見た目もあなたとは全く関係ありません、というさらっとした態度で関わるのが何より大事です
- とにかく質問して喋らせるべき。
ヨーロッパ人が英語を上手に話すのはなんでだと思いますか。
きっと、それは彼らが自己主張をしたい人種だからなのではないでしょうか。伝えたいから、上手くなる。
特に彼らはナショナリズムが大変強いので、相手の国についての質問を浴びせかけるのがオススメです。
永遠に喋ってくれるし、謎に楽しそうです。もういつの間にかともだち。
・ここに来た目的を再確認
昨日は初めての授業がありました!!
初回の授業だったから、世界的にも平和学で著名な教授が来てくれて授業をしてくれたんだけど、その教授は
「平和学をやる皆さんは、ビジョンを持つことが大事です。例えば私のビジョンは、戦争がないこと、その上で十分な福祉が整っている状態です。こういった状態が平和だと思っています。
もちろん福祉の充実しているスウェーデンにも、自殺する人はいるし、問題はあります。
みなさん自身も、平和と言って何を目指すのか、ビジョンを考えながら学業に励んでください」
と言っていました。
もちろんスウェーデンに生きていたら、スウェーデンこそが最良の社会である、福祉バンザイ、っていう思想が根強く人々の心に生じると思うのね。だからここでは、戦争のない状態の先の「真の平和」と呼べる状態が福祉の充実、と定義されるのはわかる。でも、福祉国家以外の国に生きる私たちからしたら、平和=福祉が充実した状態、と言われてもピンとこないわけで。
しかしここで私はハッとしました。
ああ私はこれを確かめに来たのだと。
つまり、福祉国家スウェーデンで生活してみて、日本を相対的に見られるようになるだけではなく、「理想の社会」という概念について自分の考えをもっと深くすること。
目指したい平和な状態とは何か。そこにどう関わっていきたいか。
まずは前者の問いに、全力で向き合ってゆきたいと思います。ワクワク。
