今日はほかのインターン生が卓球大会を企画してて、だいぶ盛況してた。普段ワークショップにはなかなか来てくれないような男性シングルの難民の人もたくさんいて、スポーツってやっぱり良いなあと思った。


そこに来てたトルコ人男性からたくさん話を聞いた。

彼はトルコで生まれて、フィリピンに留学して教育関係の学位を取った。トルコの政治については私も後で調べてみて初めて知ったことなんだけど、トルコは最近大統領の権力が強まっています。後で貼るリンクを見てもらえばわかるけど、政治関連での表現や出版への規制が強いらしい。この男性も(なんかこの辺はお互いの英語力の問題でよく分からなかった)、反体制派として投獄されたジャーナリストの友達がたくさんいるし、自分もその危険があるのでトルコを去ることにしたそう。

学識があるのに、国を去ることになり、言語を1つも知らないクロアチアでほかの難民と同じように過ごすのってどんな気持ちなんだろう。たとえば、私が必死に大学を卒業して、突然日本の民主主義が崩れて独裁になり、そのありさまを嘆いてこの身に危険がおよび、日本を去らないといけなくなるようなもの。


彼にきいてみた。トルコ政治に対してどんな感情を抱いてるの?怒ってないの?って。

「トルコ政治というか、政府、そして人々に対して怒りの感情を抱いてる。僕は民主主義がいい。だけどトルコの人達はお金にばかり目がいってしまって、政治そのもののシステムとかには興味がないんだ。もうどうしたらいいのかはわからないよ。だから国全体が極端なものになってしまう。ナチスを知ってるだろ?ドイツの。トルコは今、まさに現代版のナチスドイツのようになろうとしてるんだ。」


どこまで信じていいかは置いておいて、政治のダークサイドを初めて見た気分だった。カンボジアでポルポトについて学んだ時、旧ソ連の社会主義下における粛清について学んだ時とか、反政府派として投獄された人が大勢いたということは文字で理解していたはずだけど、それが本当に現実のこととしてしかも現代にもあるのだということを感じて衝撃だった。この人にとっては、政治によって全てが変わってしまったんだなあ。


これといった目覚ましい仕事はないけど、こうやって難民視点の気持ちについて知れるような密なコミュニケーションが取れる環境なのはすごく恵まれてると思う。



今日後期課程のことを調べていて、まず2Aにある国際政治は英語の論文が小さい文字で毎週数十ページあるとかなんとか知りました。がんばろ、って思ってて、でこの話をきいた。だからほんとにがんばりたい。


参考記事:

https://withnews.jp/article/f0170423001qq000000000000000W03510101qq000015056A



今日の気づき:日本人は歴史をすごく勉強しているのかもしれない。シンガポールの子はフランス革命を知らなかった。ヨーロッパでは20世紀以外しかアジアの歴史を習わないらしい。私なんてシュリーヴィジャヤとか習ったのに。スペインの歴史600字書いたりしたのに。全部忘れたけど。



あと最近ね、自分がどれだけアジアが好きか気づいたんです。シンガポールの子が中国語のラップ流すわ、って言ってすごい嬉しかったし、どんなに素敵なヨーロッパの街を見ても、ワクワクするといったら香港の密集したボロボロのビルとか、東南アジアの熱気のこもったバイクの大渋滞とかが思い出される。ずっとヨーロッパにいるからその対極のようなものが美化されてしまうのかもしれないけど、改めてアジア人であることが幸せだと思えるようになってよかった。

来年中国語始めようかな