以下、最近面白いなと思ったことの忘備録です!

 

 

・なぜスウェーデンではアクティビズムが盛んなのか?

 

これはだいぶ不思議でした。

環境問題にアプローチする人、ビーガンベジタリアンの人、フェミニズムを唱える人、人権擁護団体で活躍する人。

 

日本にいるとそういうイメージがあるように、スウェーデンでは様々なアクティビズムがとても目立っています。

 

先進国だからこそアクティビズムが盛んなのか、と、因果関係があやふやなままなんとなくわかった気がしていましたが、ある本を読んでいて、下の記述を見つけてなるほどと思いました。

 

”物質が満たされると脱物質主義的価値に移行”

 

ほお。

まさにですね。

 

 

確かにスウェーデンではないものがないし、均質な社会の中で格差も少なくて、物質が満たされているといえます。

だからこそ、既存の物質を生み出す社会の中で出てきている弊害について、目がいくようになる。やがてそれが社会の中で重要な価値になる。

 

 

なるほど、と思いました。

 

日本はどうなんだろう。

日本は経済成長至上主義みたいなところがやっぱりあると思うので、物質が満たされる、と社会が実感するためのハードルが高いのかもしれないと思いました。ハードルというか、終わりはないのかもしれない。

 

 

 

 

・スウェーデン人は義理堅さがない?

 

スウェーデンに来る前、スウェーデン人は時間にゆとりがあるから、おおらかな人が多いのかなとか、勝手なイメージで思っていたんですね。

 

確かに時間にゆとりがあるんだけど、でもその「時間」はあくまでその人自身のための時間であって、他人との関わりの中で消費される時間じゃないのかもしれない、と思いました。

 

だから悪くいえば、有り余る時間は他の人への思いやりとか社会の便宜のために使われるというわけではないということです。

 

例を挙げると、大学の先生はオフィスアワーにしか返信せず、それ以外の時間は家族や自分のために時間を使うというように。

 

基本的に、これとこれとこれをしてください、という契約以上に他者に対する純粋な思いやりの心とかボランティア精神とかで行動することがないのかな、という話になりました。

 

「権利」や「義務」の範囲がわかりやすい。

これはヨーロッパらしいと思うし、日本には逆に見られないことかなと。

 

 

だから日本でいうサービス残業とかあり得ないでしょうね。

学校の先生が遅くまで学校に残って生徒たちの質問対応、とかも、ここでやってたら変な目で見られそうです。先生の人権を侵害している、と社会運動とか起きそう。

 

 

日本人の義理がたいところ好きだなと思いました。良くも悪くも。それで過労死とかが起きたら元も子もありませんが。