お掃除をしていた時に思わず、「こんなにものを捨てる人がいるの、信じられない」と言いました。そしたら友達が、「日本じゃこんな光景ないでしょ?ルーマニアでもゴミ捨て場くらいしかこんな光景ないけどね。でもなんかわかる気がするな。ここ難民センターに閉じ込められて、フラストレーションが溜まってるんだよ。ゴミをこんな風に捨てるのも、その一種の表現形かもしれない」って言ってた。たしかに。
今日はどうやって価値提供したいのか、インターンシップをどんなものにしたいのかについての話。
この日は期待値調整みたいなミーティングがあって、やっぱりこのプロジェクトに来ているインターン生は、もともと「難民を支援すること」のために来たんだなあと思った。
ただ、海外インターンシップの難しいところって、やっぱり受け入れ先の機関ありきで、直接的には「赤十字を支援している」んだということ。
もちろんイコールではあるんだけど、間接的だから、例えばお掃除や図書室の事務作業はインターン生たちの期待値とは少しズレてることになる。
でも最近、その期待値のズレこそが私が得たかったものでもあったんだなあ、って思うようになった。
前提として、私は、草の根で働くことがどういうことか、それが知りたくて来ている。
そしてここまで働いてみて、私が赤十字のインターンとして提供できる価値の中に、持続的なものはなさそう。もうちょっと本当にそうなのか、もがくけど。
なんとなく「インターン生にとっての最大の成長機会=現地への価値提供」というものが頭にあって、難民に対して価値提供できたらいいな、と思っていた。でも私にとっては、私の成長にとっては、インターンの中で「難民に対して持続的な変化をもたらす」ことはそんなに重要なことじゃないと感じるようになってきた。
それより残りの期間は、現地で難民のために働いている人は何を思って、どんな仕事をしているのか、社会課題とどのような関わり方をしているのか、そこにどんな問題があるのか。このような「支援側」について学ぶのが1つ。
これについては、せっかく仲良くなった赤十字の職員の人たちにアンケートを取りたいと思う。今まで働いている姿を見てきたからこそ、実際何を思っていたのかすごく知りたい。
そしてもう1つは、「自分」について。ここは現地へ草の根の立場で関わることが自分にとってどういうことかということを学びたいという意味なんだけど、眠いから明日考える。てへ
でもとにかく、これまでは、他のインターン生との関わりの中で「日本人らしさ」「自分らしさ」についての変化ばかりだったからこそ、残りの期間はしっかり現地についても考えたいと強く思うようになった。
これらをひっくるめて、私のインターンシップの目的は「自己成長」とまとめられそうではある。お気付きの方もいるかもしれないけど、現地に持続的な価値は何も残らない。
だけどそれって私が”将来”、社会に対して自分なりの形で価値提供するために必要なことで、我ながらすごく納得してる。
インターンシップがインターンシップ期間中で完結せず、自分の将来と繋がる形になりそうで、嬉しい。
この経験を通して社会に輩出され、このインターンシップが必然だったと呼べるようになるためにはどういう経験が必要なのか、それをもう少し考えたい。
P.S.
留学の申し込みに向けて真面目に動き出しました。母語より英語が上手な(本人談)友達がいるんだけど、ライティングの添削をしてくれることに。
英語もそうだけど、教養が欲しい。インプットが欲しい。
