今日は午前中女の子と遊んだ。


ここにきてる難民の子達って、ばらつきはあるけど総じて貧乏そうではないんだよね、全然。
今日遊んでた子はすごく可愛いワンピースを着て、髪の毛もくるくるしてるのを結んで、ポシェットと新しいイヌのぬいぐるみを持ってた。
(ただし、イヌのぬいぐるみを高いところから落として、わたしが、ああああっ!He's now dead!って言って拾うのをきゃっきゃ言いながら見るっていうサイコパスな子だった。)

 

やっぱり、ここに来るまで「難民」といえば絶望的、今にも支援を必要としてる人たちと思っていたけど、実はシリアとかアフガニスタンから、ギリシャセルビアボスニアを経由してクロアチアに逃れて来られるだけの経済力があったということで、難民のなかでも相対的には恵まれているのかなあと思ったり。

 

 

午後は、明日女性をWomen's roomに集めるために編み込みワークショップをやるんだけど、その準備をしてた。
チラシを3フロアのドアに挟んだんだけど、赤十字ってすごいね。チラシを配るために、アラビア語を使う女性が住む部屋と英語を使う女性がいる部屋をそれぞれさっとリストアップして用意してくれた。

 

そのうちアフガニスタンからやってきたという13歳の女の子がWomen's roomにやってきた。彼女は、イラン、ギリシャ、セルビア、ボスニアを経由してクロアチアに来た。16歳の兄がいるスウェーデンに行こうとしてるんだって。いけるのかな。

 

英語ペラペラだったから、まさに上で書いた、相対的に恵まれた子なんだろうなと思いながら話していると、どうやらセルビアでの生活は大変だったらしい。
90個の部屋があるキャンプで、1部屋に3世帯が入ってたんだって。特に若い世代はほぼ英語を話せるクロアチアと違って、周りはセルビア語しかわからないし、その時はペルシャ語しかわからなかったって。

 

 

でもそこでボランティアの人たち、ほかの難民の子とかたくさん友達ができたみたい。
子供って(まだまだ私も子供ですが)順応力が高いなと思った。


印象的にも、自分のことを、難民ではなくて"We are traveling”と言ってた。

 

 

どうしても気になったから、いつもなにをしているのか、それと夢を聞いてみた。

 

「ここでは授業を受けられる。あと15分後にはクロアチア語の授業が始まって、そのあと数学がある。数学は大好き。それ以外はテーブルの前でぼーっとしたり、スマホで遊んだり。あと、来月からクロアチアの学校に通うの。そう、だからクロアチア語がんばらなきゃ。」

 

「言語が好きだから(ペルシャ語、英語は話せて、ロシア語、スウェーデン語、クロアチア語を勉強中らしい)通訳か、歯医者さんになりたい。あとはバイオリンを弾くのも好き。」

 

難民たちの高等教育が保障されればいいなって強く思った。


こんなに聡明な子たちがtravelingしているって、不思議な感じ。そこに違和感を感じて、なんとなくかわいそうと思ってしまうのも、先進国てきな価値観なのかな。

 

 

おまけ:
国の文化の話をしたとき、日本に関して話してびっくりされたこと
・ジャニオタの文化
・学校でのお掃除の時間の文化
・日本人は見知らぬひとにはフレンドリーじゃない
・コンビニでお酒を買うとき、ななななんとOKを押すだけ