今日はちょっと成長したかもしれない話。
インターンでは、午前午後に分かれて15人のメンバーでお掃除や図書室、子供と遊ぶ、女性のお部屋、みたいな感じで仕事を分担して、日々好きなところにいくという形をとってるのね。
最近、多くの人が仕事が楽な図書室に流れがちで、お掃除をしている人が固定になってきてしまっていた。今日の午後、図書室に行った人以外の残った人たちで、これは問題だと議論になった。(というかヨーロッパ人たちはこだわりが強くて、日本人に比べて良くも悪くも自分のことを第一に考えている人が圧倒的に多いから、不平大会が始まった。)そこに赤十字の人が来て、今度はその状況をみんなが赤十字の人に訴える形になった。みんなのまくし立てようはすごかった。
確かに、猛暑の中外でゴミ拾いとか子供達と遊ぶのは肉体労働で大変で、みんながやりたがるわけじゃない。だけど私たちは赤十字の人に選択肢を与えられていて、なんだかその状況を赤十字のコーディネーターに訴えるのは違うと思った。というか、そういう風に楽な仕事に人が固定されてしまっているのなら、私たちで話し合ったり、不平を直接言えばいいと思った。
だから、「この件って、こんな風に赤十字の人たちに不平を言っても仕方ないことじゃん、それよりみんなで話し合うべきことだよ」的なことを言った。ヨーロッパ人のまくし立てに立ち入って意見するのは、多分これまでの私にはいろんな自信がなくてできなかった。
そしたら赤十字の人も、「私たちはみなさんに、気持ちよく仕事をして欲しいと思っているし、私としてもみなさんで話し合う方がいいと思うます。15時までの仕事を14時半までにしてあげるから、一回集まって話し合う時間をとりますか?」って言ってくれた。
で、みんなが改めて仕事についてどう思ってるかを話す場が設けられた。楽な仕事に流れてしまっている人たちは、「もっと難民と関わる仕事なのかと思っていた」「もっと難民に直に何かを与える仕事がしたい」って言ってた。
そういう不平があって、仕事へのモチベーションを失っているのか、ってちょっと納得したし、共感できた。多分みんなそう。
赤十字の人は、「私たちも毎日、同じような壁に直面しています。例えば女性のための部屋を開いても、誰も来てくれない日もあれば、何人も何人も来る日もあるように、どうなるかわからないんです。私達次第でもあります。あなたたちの中からも、医学生の専門を生かしてゼロから衛生のワークショップを準備してくれている人がいる。(私も手伝ってる!!今日、私が事前にアポイントを取ってた医療系のNGOに彼を連れてったら、めちゃ喜んでくれた、すごく嬉しい)こういう風に、積極的なアクションはどんどん歓迎だから、一緒に頑張りましょう」
って言ってくれた。
私が不平大会で意見を言わなくてもこういう流れにいずれなったかもしれないけど、とにかくみんなが仕事へのモチベーションを吐き出す場が設けられてよかった。
なんか2週間くらい経って、うれしいことに英語に問題がなくなってきたのを感じる。うわあ言葉が出ないいいっていう場面がぐっと減った。そしてみんなの中での自分の立ち位置(?)がわかったというか、私らしく振る舞えるようになってきて、心地いい。私は、何に関しても自分の意見を持てて、かついろんな人の意見を吸収できる柔軟な人になりたいと、インターンに来て思うようになったきがする。
とりあえずガンガン意見を発信することから始めていきたい。そのハードルが下がりつつある。
