シリア内戦について、平和構築論の授業で扱っていました。

 

アサド政権vs反体制派 で、いろんな国の思惑がいろろ絡んでるくらいしか知らなかった。

 

でも、軍事的・戦略的に見ればもうアサド政権の勝ちと言わざるを得ないって。

つまりロシア側の勝ちですね。

まじか。

 

で、これから考えないといけないのは、ものすごい被害を出したシリア内戦から、どう平和を構築していくか。

アサド政権が勝つということは、ずっと続いてた内戦に勝者と敗者が生まれてしまうということで、そこから平和を作っていくのは難しい。アサド政権の独裁によって内戦が起こって、結局そこに反抗しても勝てなかったということだから…

 

スリランカ内戦の例では勝者と敗者に分かれたらしいので、そういうのにのっとって考えていけるかもらしい。

 

 

こういう話を聞いて、前ならワクワクしてた。

確かに国際政治とか、国際社会から内戦に関わるみたいなのはかっこいいし、影響力も大きいと思う。

 

だけど結局国際社会や日本から内戦へ関われたとして、「私一人」の力は微力だな、と思ってしまう未来が見える。

ものすごいマクロに物事を動かしたところで、「本当にこれでいいのかな?わたしはみんなを幸せにできてるのかな?」って思い始めたらどうしようもなくなるような。

 

それが政治や法、経済っていう切り口から社会に切り込む時の弊害な気がする。

大多数の人の幸せしか代弁できない。

ある人1人の幸せに向き合うことができない。

逆にサービス開発やそこからのビジネスは、ペルソナを設定する過程があることで、ある程度1人に向き合うことができるんだなあというのも発見。

 

それでも私はスーパーマクロ(造語です)に物事を動かす立場でありたいのかな。

それよりは一人でも多くの人にとってのベストを見つけて、その人の幸せに向き合いたいような。前はこんなこと思わなかったのにね。

 

 

 

以下、メモです。

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数字で見るシリア

47万

シリア内戦の推定死者の数(2016年)

あくまで推定でさらに拡大。

 

国連の25-40万という数は、2014年初頭から死者数の集計をやめているため不適切。

 

55.7 

シリアの推定余命(2014年)

 

シリア内戦の原因

~通説~

アラブの春からの内戦

 

現在の朝ど政権の成立は、1963年のクーデターにより成立したアサド政権に遡る。

2000年に先代を継ぐ形で次男のばっさyーるアサドが大統領に就任し、40年以上に渡りアサド一家による独裁政治。

市民は秘密警察・軍により日常的監視・抑圧→「非常事態宣言」により、自由に市民の拘束が可能。

 

2011年「アラブの春」がシリアに波及。

非暴力民主化欲求

 

2011年2月、ダラアにおいて子供達のグループが壁に落書き「ドクター、次はお前だ(次に倒される独裁者はお前だ)」→治安部隊に拘束され、激しい拷問にあってしまう。

=これがひどいもので、民衆の怒りの引き金となりデモ抗議が起こった。

 

Facebookの呼びかけもあり、全国規模の組織的な抗議活動に発展。

 

アサドは憲法改正など一定の政治改革をを行い市民に答える姿勢を見せる。しかし市民による民主化運動は治らず、全国規模へと拡大して、軍・治安部隊を用いて非常に激しくこれを弾圧。

 

圧倒的弾圧を受けた民主化運動の中から、武器をとる人々が現れる。離脱した兵士が「自由シリア軍」を設立。→革命闘争の開始

同時に多くの市民は革命の前線より離脱

(民主化を諦めたわけではないことに注意)

 

結果シリアにおけるアラブの春は、アサド政権の打倒を目指す軍事的革命闘争へと変質。

 

 

対立の構図

 

<反体制派・反アサド政権>

①米国・欧州連合・トルコ・サウジ・カタール・クウェートなどの湾岸産油国

→独裁者であるアサドの退陣を望む

②過激派イスラーム

など

 

<政権側>

国際政治において欧米諸国の影響力拡大を懸念するロシア、中国

サウジと競合関係にあるイラン、レバノンの「ヒズブッラー」

 

投獄されていた犯罪者集団「シャビーハ」の解放・参戦

→解放の交換条件が政権側で戦うこと。非人道的なことでもなんでもする

 

<どちらがわとも言い難い人々>

IS(ダーイシュ)

YPG(クルド人民防衛隊)

 

 

特徴

 

・代理戦争と称される所以/シリア「内戦」→国内で自己完結しない「国際化した国内紛争」

・シリア内戦の解決が困難のなのは多重構造だから。

 

今の構図は「政権プラス同盟勢力VS反体制勢力」

 

 

 

何が起きてるのか?

 

・圧倒的空爆

・人民支援の遮断

・医療施設破壊

=重大な国際法違反(国際犯罪:International Crimes)

・もはや虐殺である

 

概観

 

アサドが勝ったと言える(軍事的に。)

人道的には負けているとしても。

→その次に考えないといけないのは、平和構築をどうするかということ。

今介入することはないかと思われる(ロシアがついてるので。)

 

R2P(人道的介入)の点が国際社会のミスだと言える。

 

考えられる結末としては、アサドが圧勝して、その後平和構築に入る。

→でも勝者と敗者に分かれてしまうと難しいのでは。スリランカの例とかに則るしか。

 

 

物資が届かないなど、シリアの人にとって一番辛いのは「自分たちが忘れ去られてしまったのではないか」ということ。

だからシリアについて知ろうとすることが大事らしい。