難民に関する授業で、アフガニスタン難民の方が実際に来て話してくれました。
以下メモ。
アフガニスタンが地政学的に重要な理由
・たくさんの国に囲まれている
・世界の大国がアフガニスタン国内の情勢に関わろうとすることで、アフガニスタンの動向が変わる
タリバン政権中
→タリバンは民族浄化政策として国中でハザラの人々を差別し、大量に殺した
ハザラの人々はモンゴル系で、スンナ派原理主義のタリバンに対してシーア派。
〜アフガニスタン難民の方の経験〜
・内戦の最中に生まれた
・4歳のとき、武装グループが家に押し入り、戦いの拠点にされた
・内戦に巻き込まれえて亡くなる人をたくさん見た(流れ弾を拾って死んでしまったり…)
・多くの友、親戚、知り合いを内戦で失った
・戦地を逃れるために家族は6回も住まいを転々とした。
8歳の時、家族はアフガニスタンを逃れる決意をした。
隣国パキスタンへ。
・パキスタン国内でも7回住まいを移した。
・パキスタンではテロリストに命を狙われ、警察によるパワハラを日常的に受けていた
19歳の時に、日本へやってきた。
・家計が苦しい時期が続く。
→日本語学校に通う金銭的余裕がない
交通費がかかるので、図書館に閉じこもる日々
・日本語の壁に直面
→朝から晩まで図書館で英語を勉強
二年半、日本人の友達できず。
・日本の難民受け入れ体制、難民認定制度の不十分さに苦しむ。
(難民認定された人たちは本国に強制送還できないけど、逆にされていない人にはできる。)
・難民認定という形ではなく、人道的配慮による特別在留許可なので、政府の支援が受けられず困った。
彼からのメッセージ
・「難民」と呼ばれる人たちと、その背景を知ることは大事。
・難民の人たちは平和を求めてきた人たち。彼らが世界の平和に貢献できる。
・War is Evil, War is unpredictable.
・戦争は、一度始まると終わりはわかりません。
・人一人のあらゆる行動が大きな変化につながる。
・難民問題、そして私に寄り添ってくれた多くの人がいたから今の私があります。
どういう風に難民認定制度の情報などを得るか?
・UNHCRなどの機関
・難民同士のコミュニティ
調べること
→
・どうしてタリバンが台頭したかもっと詳しく。
・特別在留許可の条件と、待遇
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参考文献
