8/15にプーチンが突然北方4島の1つ、エトロフ島を訪問、日本政府は直ちに抗議し、改めて領土問題が未解決だと思い知らされた。
そこで実際のソ連軍による占領の動きの時系列を確認すると、まず日ソ中立条約を破って占領と日本はしきりにいうが、この条約はよく読むとどちらかが条約破棄を通告しなければ5年間自動延長されるとある。当初の期間満了は1945.4.12だがソ連は千島侵略前の1945.4.5に条約の破棄を通告してるから条約違反ではない点に注意。つまり破棄通告を受けた日本がどうしてよいか分からずぼさっとしていたのだ。一方的に破棄できると決められている上に、破棄の通告期間も定められてないから破棄すると言えばその翌日から条約に縛られないことになる。つまり翌日に早速千島を侵略できるのだから、こんなばかな事態を防ぐには「破棄通知後1か月後に条約は無効になる」などと必ず破棄通知が有効になるための期間を書いておくのが企業間の契約でも常識なのだが、そういう条約作成方法も知らない素人集団の日本が条文作成に失敗し、ずるいソ連にそれを悪用されただけだったのだ。
つまり日ソ不可侵条約違反ではなく8/8に宣戦布告しており8/11~25でカラフトを占領、8/18~21で千島の最北端占守島の日本軍を駆逐し順次南へ侵略、占領したのだ。
次に北方領土を奪われたのはポツダム宣言を受諾した8/14の日本が打ちのめされた時を狙った汚いやり口だが日本が正式に法的に降伏したのはいつかという時期が重要になる。日本人は1945年8月15と言うが、ロシアなど外国ではそうは考えていないのだ。戦艦ミズーリ号で降伏文書に署名した1945.9.2が法的に有効な終戦日とされているから、その前の8/11に千島列島に侵攻したのは降伏後じゃないという理屈が成り立つ。つまり日本降伏より前に占領したことになる。
次に今後の返還交渉だがロシアはウクライナのドローンで石油施設、大手スーパーの倉庫を破壊されガソリン不足で車も戦車も動けず、国民の反戦デモが起こっているのでそのうち負けるからその機を逃さず北方領土を返還させる必要がある。でないとせっかくのチャンスを優柔不断に逃すと何だ日本は、弱虫だと見くびられ、もっと4島に投資しろと言われるのが落ちだ。4島を盗まれた仕返しに今度はロシアが打ちのめされた時を見計らって取り返してやれ。
それにはプーチンが言った言葉、
1.「北方4島は第2次大戦でソ連が勝ち取ったものだ」
2.「領土解決の前に平和条約を結ぼう」
からじっくりと考えてみよう。返して欲しけりゃ戦争でもして奪ってみろとも受け取れるのが1.であり、2はサンフランシスコ平和条約に調印しなかったソ連だから今からでも平和条約を希望したのだ。
1については真に受けて武力行使するわけにいかないから2のように今からでも平和条約締結は必要だがそれならなぜサンフランシスコ講和条約にソ連は調印しなかったのか?
それはアメリカが平和条約締結後も占領継続するという内容に反発したからだとされている。つまりソ連も北海道とは言わなくても千島列島ぐらいは占領したかったからだ。
しかしここで重大なミスをソ連は犯した。講和条約に調印してないソ連は条約で日本が放棄した領土を占領する権利はないのではないか。なぜなら平和条約は「条約に参加した国の権利」を認めているからだ。ここを突いておいてから日ロ両国の先の大戦後からの懸案事項に終止符を打とうともちかけ、揉めたら国際法廷で争えば良い。法廷争いを渋ったら占守島やカラフトまで返せとは言わないからせめて4島だけでも即刻返せというのが良い。なぜなら1855年の日ロ通商条約ではエトロフとノサップの間に国境を定めているからだ。
今回のプーチンのエトロフ訪問についてアメリカは日本に主権のある土地だと述べている。
いずれにせよプーチンはウクライナ戦争の失敗で暗殺されるのを恐れている状況のため領土返還交渉の好機であるのは間違いないのだ。2026.8.16投稿