終戦記念のテレビ番組を見ていて私が感じ、また反省としてテレビで指摘されていた問題点は学校の歴史教育ではあの戦争についての話が少なく、つまり近現代史がおろそかにされていて、明治以前の封建時代が重視されるといういびつな歴史教育だとの指摘だ。あの悲劇がなぜどのようにして起こったか、悲劇を繰り返してはならないと誓うならどうしてもっと学校で時間をかけて何が問題なのかと真剣に向き合わないかという事だ。

 特に小学校から中学校までの間に。なぜなら今の学校制度はどうか知らないが私のような戦中生まれは高校になると社会科は世界史と日本史に分かれて選択制だったので私は日本史を選択したが先生から太平洋戦争の原因とか結果の責任をみんなで考えようとか言う話はなかった。例えば真珠湾奇襲がはたしてひきょうなだまし討ちか、事前に宣戦布告したかなども先生と意見が違い、私と同じ見解を書いてある本もあると食い下がったのを覚えている。結論は駐米日本大使館に宣戦布告は打電したが暗号を使ったために駐在員の翻訳が遅れて米側に伝達したのは攻撃開始後の宣戦布告になってしまったのだ。

 あるいは日本は負けたが代わりにフィリピン、インド、ベトナムなどアジア諸国が欧米の植民地から独立するきっかけになったのは事実だ思う。さらには原爆を使わないと本土決戦まで進み全滅させられたのではないか等を詳細に時間をかけてクラスの生徒と先生で討論すべきだ。これがアメリカ流のディベート(debate)と呼ばれる授業だ。

 つまり結論は学習指導要領から変えないとだめなのだ。そうでないといくら8/15が来る度に毎年念仏のように戦争はするな、歴史を風化させるなと唱えても効果はなく、証言できる人が死に絶えると忘れられてしまう。現に若い人にはアメリカと戦争したことがあったのを知らない人もいるらしい。2025.8.16投稿