高橋洋一や元日銀の為替アナリスト佐々木氏のyoutubeを総合すると、円安を止めるには賃上げと金利上げが必要ということのようだ。しかし今の円安は終戦直後の為替レート360円/ドルに比較するとまだまだましだといえる。為替レートの変動要因は例えば輸出すれば代金がドル建てならドルで受け取りそれを円に換えるからその時にドルを売って円を買うから円高になる。

 逆に輸入すればドルで支払うために保有する円を売ってドルに換えるから円売りドル買いで円安になる。だから戦後復興の資源と外国製品を買うために懸命に輸出に励んでドルを稼ぎそれを円に換えることで円高になり、一時は80円/ドルまで円高に進んだことがあったのだ。

 問題の円安対策の1つは金利を上げれば良いが、これがアベノミクスの異次元緩和でマイナス金利にしたためアメリカの5.25~5.5%との差が大き過ぎて今の日銀の0.2%でもまだまだ足りないということだ。

 ところが金利の高い通貨の方が預金利子は多いからドル預金しようとして円がドルに換えられ、つまり円売りドル買いで円安になるというてる。現在160円/ドルだから終戦直後の360円よりましだが。

 ではどうすればよいかというと、1つは日銀の金利をもっと上げれば良いのだと。今は0.2に上げたがそれも前任の黒田日銀総裁が辞めたからできたが、それまでは安倍晋三の異次元緩和でマイナスだったのだからまたしても問題の原因を作ったのが安倍晋三という歴史上まれにみる嘘つきチャラ男のせいだったのだ。

 それをよくもまあ国葬などにしたものだが、唯一救われるのは暗殺されたことだ。悪いことはできないのだということ。

 別の円安原因として日本国内生産を止めて海外へ生産を移し過ぎたことがあるとのこと。海外投資のため保有する円を外貨に換えるので円を売って例えばドルに換えるので円安になる。

 次に対策の2番目は賃上げだとのこと。今や韓国より10%も賃金が低いのだ。国民の購買力を上げ、金利上昇によるローンの利息増大をカバーしなければならない。少子化で労働人口が減少してるから当然賃上げしないと労働者は集まらない。それでも足りなければ海外から呼び込むしかない。移民受け入れ政策だ。

 賃上げ要求は政府からも出ていたが企業は内部留保にばかり収益を回さずに、まず働いてくれた従業員に還元して報いるのが先だということだ。2024.7.6投稿