Newsweek4/16号の紅麴サプリメントのコレステヘルプの記事には小林製薬の想定していない成分が原因と書かれている。

コレステロールを下げる効果を出すのは紅麹カビで発酵した米が含むモナコリンKという化合物。これには毒性はないがシトリニンという有毒物質が同時にできるのでスイスでは紅麹は使用禁止になっているとのこと。小林製薬の研究不足だ。

 しかし厚労省によると想定外成分としてプベルル酸が見つかり、これは1930年台にアオカビから発見された物でマラリア原虫を殺すほどの強い毒性があると。つまり製造過程で青カビが混入したのだろうと。しかし数100種もあるアオカビの中でプベルル酸はわずか数種にしか存在しないとあるので小林製薬では見つからなかったのかも。

 このようにサプリメントは天然化合物から作る物が多い点が人工物の多い薬との大きな違いのようだ。

 いずれにせよ国の審査を要する特定保健用食品に対して審査不用にして経済活性化を図った安倍晋三の負の遺産が彼の死後になってから早速暴露されたのだ。こんな男をよくもまあ国葬にしたものだと思う。

 過ちを改めるに遅過ぎることはないというから今からでも遅くはない、国葬取り消し、機能性表示食品を国の審査対象にせよ。人の命には代えられない。2024.4.12投稿