元京大原子炉実験所の小出裕章氏のyoutubeで見た原発のウソと必ず行き詰まる原発という記事から。
1.福島事故犠牲者ゼロのウソ
原発敷地内での死者はないが、放射能から避難した先の双葉町の病院だけでも45人が死亡。他にも農業従事者が土壌汚染のため農業に絶望し自殺している。(これも犠牲者だからこういう人達も加えると50人以上だろうと筆者は思う)
2.放射性廃棄物処理の行き詰まり
原発1基を1年稼働すると広島原爆の1億倍の放射能が出る。しかも毒性が非常に強いプルトニウムという放射性廃棄物が出る。これは核爆弾の原料になるために使い道のないプルトニウムは貯蔵してはならないという国際条約があり、日本はこれに署名しているのでこれを消費するための対策を試みたが失敗したままである。それはプルサーマルという原発で、プルトニウムを原子炉燃料として再利用するというもの。
3.ところがこのプルサーマルという原子炉がとん挫。
理由は廃棄物であるプルトニウムを取り出してウラニウム238に混ぜるためのコストがかさみ採算取れず。
4.さらに青森県六ケ所村の再処理工場のとん挫
これは使用済みウラニウム燃料からプルトニウムを抽出するための処理工場でフランスに作らせたがプルトニウムはウラニウムと違って中性子を当てなくとも核分裂を起こす(自発核分裂)という厄介な性質のためウラニウムよりも制御が難しい、つまり核分裂が拡大して暴走する事故を起こし易いのだ。
しかもMOX燃料はウラニウム238よりも数万倍も放射能が強く、使用済み燃料になっても発熱が大きいから冷却が大変なのだ。停電や地震で冷却に失敗するとメルトダウンして溶けた燃料が地下水脈にまで達すると水蒸気爆発、水素爆発するが、ドイツで行われたシミュレーションではこの爆発による放射能は周囲100kmに飛び散る。
さらに、放出される放射能は事故がなくても1日で 原発1年分とされる。
だから住民の強い反対でとんざしたままとなっているのは御存じの通りだ。
結論は終戦決断が遅れて300万もの犠牲が出た先の大戦同様、原発撤退決断できずに放射能をまき散らし、金と時間を膨大に浪費する民族性なのか、それとも自民政府が馬鹿なだけなのか?2023.8.20投稿