Time誌が日中交渉のヒントになりました。
安倍晋三対李克強首相の共同記者会見で李克強が繰り返した言葉にちょっとひっかかりました。それは、「中日関係を正常に戻す」、とか「本来の姿に戻す」という点です。これは現在の日中関係が「正常」ではないということを表現しているが、正常でないとは何を指すのかには具体的に言及しなかったのです。考えられるのは、
1.尖閣を巡るせめぎ合いなど、領土と軍事力の対抗
2.今回の訪中まで日本の首相訪中が7年間もなかったように、中国が軽んじられている
3.太平洋の向こう側の遠いアメリカとは経済、軍事とも密接な関係だが、すぐ近くの中国とはそれほどでない。
一方の安倍は李首相のこの発言を全く無視したかのような美辞麗句発表でした。そして習近平との会談ではまたしても北朝鮮拉致問題に協力依頼してしまいました。安倍自身では何もできないので、アメリカに拉致問題解決依頼して今度はあろうことかそのアメリカと敵対する中国にも同じことを臆面もなく頼んだのです。米中間を綱渡りするような危険すぎる外交じゃないでしょうか。これでは先日拉致問題担当を命じられた菅官房長官がせっかく「日本が主体になって交渉する」と今までより強い態度を見せたのにそれをひっくり返してますね。
このような日本の米中間を綱渡りする外交についてTIME最新号(10/29付け)にも危険を指摘する記事があるのを添付します。
赤字はサブタイトルで米中関係が劇的に悪化すれば日本は逃げ場のないきわどい立場になるとあり、黒字の右半分は「日本の不安定な状況というのは、米中関係が完全に壊れない限りこの綱渡り戦略に効果があるというもので、もし米中が完全に悪化すると日本はアメリカ側につくしかなく、これは強みというよりもむしろ弱みになる。(つまり日本には選択肢が他にないという弱み)トランプのような男にはそれが重要な問題にならぬと考えるなら今まで不注意に過ごしてきたことになる。ここに注意しないと必ずにっちもさっちもいかないようなことになるだろう。」 18.10.28投稿

