私の父が昭和20年にアルバムに残した長崎原爆被害の写真を見ると、北朝鮮核弾頭の被害想定がこれの何倍かで想像しやすいのでご紹介します。写真には英文の説明があるので死体やがれきを掃除した後で米軍に提供した写真のようです。長崎の原爆は広島より強力でTNT火薬21kt(キロトン)相当です。
北朝鮮の原爆が広島型(16kt)の5倍と仮定すると、長崎型の4倍となり焼失面積は14平方キロとなります。これは円にすると半径2kmになります。長崎全市(現在の面積約400平方キロと同じと仮定すると、半径11kmの円)が半壊したとこの写真に記録されているから、北の原爆はこの4倍ですから1600平方キロ(半径22km)が半壊以上の被害という計算になります。
水爆であればこの10倍と仮定すると半径110kmが半壊です。
上記の記録と核爆弾の被害計算ソフトNukemapを照合しました。Nukemapでは長崎の原爆の威力は空中で爆発させた場合に放射線500rem(5シーベルト)は半径1.4km、5Psi(ポンド/平方インチ)の風圧の爆風(ほとんどの住宅は倒壊するとの説明あり)が半径1.9km、熱線(3度以上のやけど)の半径は2.3kmと出ました。
これに対し、上の写真③の爆心から2kmの三菱兵器工場の鉄骨だけが残っています。煙突は倒れていませんから、mapとだいたい合うようです。
mapの説明では5シ-ベルトの放射能被ばくで致死率50~90%とある。
最後に残留放射線に関する広島市の広報を引用します。
「広島では放出された「残留放射線」のすべての量を100とすると、爆発後24時間で、約80パーセントが出ました。例えば、爆心地での残留放射線を受ける量は、爆発直後とくらべると、その24時間後には千分の一になり、一週間後には百万分の一になったという研究報告があります。残留放射線は急速に少なくなっていったのです。」 17.12.11投稿 12.12赤字改定