本日4/22鹿児島地裁は川内原発差し止めを認めない判決をしました。「将来の地震、火山活動などの予測に基づく不確かさも相当程度考慮し、地震動の策定に地域的特性が考慮されている」と裁判長は断じたとあります。つまり規制委の審査の妥当性を認めたと報道されています。
要するにこの原発を破壊するような地震、津波、火山噴火はないと判断したのですが、地震と活断層の関係を理解しているとは思えません。活断層がなくても地震が起こることは過去の地震で何度も明らかになっています。
2004.10.23の新潟県中越地震は山古志村と川口町の間で発生したが、当時知られていた活断層で最も近いのは隣の小千谷市の信濃川断層ぐらいで、震源との距離は10~15km程度です。震源から東の小平尾断層にずれが見つかったとあるだけで、要するに当時の知識では「震源に活断層がなかった」のです。
直近では2013.4.13の淡路島地震の時も、専門家の意見をテレビで見ていると共通した意見は、まだ存在の知られていない断層が多数あり、淡路島地震のように突然の地震発生で初めてその存在が知られるということでした。
他にも2000年鳥取県西部地震,2005年福岡県西方沖地震,2007年能登半島地震,2007年新潟県中越沖地震,2008年岩手・宮城内陸地震と,いずれも活断層としてよく知られていなかった場所で起きています。
川内原発に最も近い活断層は鹿児島県北部から熊本県にまたがる出水断層で、原発から北東30kmほどの地点から北東に伸びています。(添付の2004.11.8AERA誌の活断層マップ参照)遠いから地震はないと見る九電の意見を採用したのでしょうが、地震、噴火を予想できるほど現代科学は進んでいませんから非常に危険かつ無責任な判決です。
福島4号機の使用済み燃料プールが次の地震で崩れたら東京でも直ちに避難すべきであるとアメリカの原子力技術者アーニー ガンダーセンは指摘しています。ここには現在までに行われた全世界の核実験の放射能を合計したぐらいの放射性セシウムがあり、もし事故でも地震でも発生しプールが破壊されれば冷却水が燃料の熱で煮詰まり、チェルノブイリを越える惨事になるため、日本列島を物理的に分断する力を秘めているというのです。
子孫と日本列島を大切にしているとはとても思えない判決です。でなければただ無知なだけですが、それでも無知は罪悪(ソクラテスの格言)となります。 15.4.22投稿