九州電力の玄海原子炉1号の廃炉が決まりました。理由は建設後40年の運転期間原則に達したことと、稼働延長のための改修コスト(難燃性電線ケーブルに取り換え)が高いため採算が取れないとあります。つまり稼働延長だけでもコストが合わないことが暴露されています。これに加えて使用済み燃料を集めて地下に埋めしかも冷却を万年単位に継続するコストなど天文学的コストですから電力会社は負担を考えていません。
廃炉理由には新聞記事に書かれない別の危険が理由として含まれています。Kevin Kamps氏によると鉄は中性子照射によりもろくなる性質があるので厚さ20cmの鋼鉄製原子炉格納容器でも事故時に緊急炉心冷却をすると、熱いガラスに水をかけると割れるように、脆くなった格納容器は急激な温度変化だけで破損し取り返しのつかない事態になるとし、こういう脆化の最悪なのが玄海1号とミシガン州のパリセード原発だと指摘しているのです。(ヘレン カルディコット「終わりなき危機」から)
さらに上記の引用書にはアメリカGE社製マーク1型原子炉は現存する最悪の原子炉とされる欠陥があり、停電するだけで間違いなく放射能漏れまたは爆発を起こすと書かれ、福島第1はその通りになったのです。福島第2は改良されたマーク2型なので事故を免れています。日本にはマーク1が10基あるのでまずこれを優先的に廃炉を進めるべきでしょう。
狭い国土でしかも地震、津波、噴火の多い日本ではどう考えても原発は危険すぎて常識的に不可能だと分かりました。この事実を隠して原発路線を進めてきたのは政府にもマスコミにも責任があり原発を理解せずだまされた国民にも責任がありますです。 15.3.20投稿