選挙争点で原発は無視できません。福島の原発事故は1986年のウクライナのチェルノブイリ事故より放出放射線量が少ないとする説がありますが、下記のように面積当たり汚染では同等なのでチェルノブイリと同じ被害が今から出る可能性が高いのでここの被害を十分知って対策必要です。原発回帰を目指す自民は無責任です。子孫に良い日本を受け継がないと
チェルノブイリ汚染ランク
・避難(特別規制)1480kBq/m2以上
・移住義務対象555-1480 kBq/m2
・移住権利対象185-555kBq/m2
・放射能管理強化37-555 kBq/m2
比較して日本の状況
放射能汚染ソフト SPEED Ⅰによると事故当時の汚染は、
黄色・・・100万ベクレル/㎡以上(福島近辺)
緑・・・10万~100万ベクレル/㎡(茨城、千葉と東京の一部)
つまり緑でも移住義務対象です。
日本の避難は20mSv/年以上とされているが、コロステンでは5mSv/年以上で強制移住、1mSv/年以上で自主避難であるから、チェルノブイリの教訓が生かされていない。非常に危険で、子孫に重大な障害を残すことになる。
ウクライナの被害状況
1.コロステン(チェルノブイリから140km)
1)事故後に生まれた6-17歳の子供の被曝症状・・・健康なのは645人中147人だけ、他は突然死、頭痛、疲れやすい、胃潰瘍、脊椎側弯、鼻血など多岐にわたり、惨憺たる状況。心臓、腎臓、膵臓、甲状腺などがん以外の症状のほうが多い。学校の体育時間中の突然死が多い。
子供が被害を受けやすく、免疫系と造血系の障害が多い。白血病死も4人、めまいも目の疾患もある。
2) コロステンの汚染状況・・・事故当時は20万ベクレル/㎡程度、事故から25年間でトータル15~25msv被曝と推定されている。つまり年間にするとほぼ1mSv/年となり、日本の基準1mSv/年では上記の被害になる可能性があるのでは?。
2.コバリン村、ピシャニッツァ村、モジャリ村(村では事故当時は平均空間線量は0.115μSv (ちょうど1mSv/年)であるが、居住者は事故当時には原発から数10kmの別の地域で被曝し、数年後に100km以上離れたコバリンに避難。NPO法人「食品と暮らしの安全基金がチェルノブイリ原発事故(1986.4.26)から28年後の2012.5月~6月に行った小若順一氏の調査)
学校の生徒の6、7割が足の痛み、2~8割が頭痛を訴えた。小若氏は、「これらの健康障害は、食品摂取による内部被曝しか考えられない」 「食品の検査で、モジャリ村のキノコは200~400ベクレル/kg
3.ナロージチ村(木村真三氏の「チェルノブイリ放射能汚染」による。原発から70km)村民526人、81世帯中81世帯に障害のある子供がいる。心臓発作等の心疾患による突然死が多発した。 事故後7年の1993年放射能10-1480kBq/㎡とある。
4. 11年4月のウクライナ政府発表衝撃の事実。
被曝(ひばく)者から生まれた子どものうち、健康なのは、チェルノブイリ事故から6年後の92年で22%だったが08年には6%に激減。一方で、慢性疾患のある子どもが20%から、78%に急増した 14.12.8投稿